みなさんは食虫植物というと、どんなものを思い浮かべますか?

パッと頭に浮かぶのは、袋の中に虫を落として捕まえる「ウツボカズラ」でしょうか。

それとも、パクッと葉っぱを閉じて虫を閉じ込める「ハエトリグサ」でしょうか。

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どちらも食虫植物のイメージとして定番のものですが、今回は食虫植物を初めて育てるという人のために、栽培しやすい「ハエトリグサ」に限定してご紹介したいと思います。

ハエトリグサについて

トゲトゲがついた葉っぱを閉じることで虫を捕まえる方式で、英名を「ビーナスフライトラップ」と言います。確かに、トゲトゲの部分がビーナスのまつ毛にも見えますね。

ホームセンターなどで安く手に入るものから、品種改良により赤味が美しいものまで様々な新種があります。

ハエトリグサが自生しているのは、北アメリカの湿地帯です。この地域は日本と同じように四季があるため、ハエトリグサは日本で栽培しやすい部類と言えるのです。

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ハエトリグサの栽培方法

用土と鉢

水苔だけで大丈夫です。

赤玉土・バーミキュライト、鹿沼土を混合したものを使ったこともありましたが、水苔単用の方が植え替えの時に楽チンです。

鉢は蒸れにくい「素焼き」を使うと良いと言われますが、プラスチックでも大丈夫です。私は発泡スチロールにたくさん植えていた時期もありましたが、問題なく育っていました。

置く場所

ハエトリグサは太陽の光が大好きです。

日中は日向に置いて、たっぷりと日光浴をさせてあげましょう。

ここで気を付けなくてはいけないのが、真夏の強い日差しです。鉢の中が高温により蒸れることで根にダメージが加わる恐れがあるので、午前中だけ光が当たる場所とか半日蔭などに移動してあげると良いでしょう。

水やり

ハエトリグサの故郷は湿地帯です。常に湿った状態にしてあげましょう。

そのためには、腰水という方法を取ると良いですよ。受け皿に常に水を張った状態にしておくのです。水深は1~2cm。暑い時期には、2~3日に一度水を替えてあげましょう。

また、水がお湯になると枯れてしまうので、置き場所に気をつけましょう。他にも植物がありましたら、それらの真ん中にハエトリグサを置いて、鉢部分だけが陰になるようにしても良いですね。

肥料はどうするの?

食虫植物というのは、栄養の少ない大地で育つものです。そのために虫を捕まえるように進化したと言われています。ですから、わざわざ肥料をあげる必要はないでしょう。

また、虫をあげる必要もありません。しっかりと光合成が出来ていれば十分元気に育ちます。むしろ、虫をあげ過ぎることで体力を消耗し枯れてしまう事が多いのです。

冬場の管理

寒くなってくると、次第に葉っぱが黒く枯れ始めます。これを見て「枯れてしまった!」と思い捨てる人がいるようですが、ちょっと待って下さい!鉢の中では根が生き続けているんです。

冬の寒さにしっかり当てた方が良いのですが、寒冷地の場合は凍結しない程度の場所に置きましょう。

増やし方

春になり活動を始める前に、根っこを掘り出します。

大きくなっているので、それをいくつかに分割して植え直すことで簡単に増やせますよ。

最後に

ハエトリグサは育てやすいはずなのに、枯らしてしまったという話をよく耳にします。

我が家では放置状態ですが、元気に育っています。違いはおそらく、世話のし過ぎにあると思われます。

おやつに虫をあげてみたり、肥料をあげてみたりと言ったことはしなくて大丈夫です。

また、誰もがやりたくなる「葉っぱを閉じさせる」という行為。観察のためにたまにやる程度なら大丈夫ですが、毎日何回もやっていると疲れて枯れていきます。

あまり手をかけず、でも見守ってあげるというスタンスでいれば、きっと元気に育って増えていくことでしょう。