オリンピックのマイナー競技として、必ず名前のあがる「近代五種競技」。

他にも、既に無くなってしまったマイナー競技は、多々あれども、1912年の第5回ストックホルム大会から続く伝統競技なのに、マイナー競技ってところが、最もマイナーなオリンピック種目たる所以かと。

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その、近代五種競技という種目が、どのような競技なのか、みなさん答えることはできますか?

そして、何で五種なのか?どのように、競われるのか?その歴史とは何なのか?

さあ、これを読んで、是非、近代五種競技の面白さと奥深さに触れて見て下さい。

近代五種競技とは

では早速、近代五種競技に関して紹介していきたいと思います。

近代五種競技とは何なのか。ずばり、以下の5つの種目で競われる競技です。

  1. フェンシング
  2. 水泳
  3. 馬術
  4. 射撃
  5. ランニング

ここから、それぞれの種目の説明もざっとしていきます。

ちなみに、以下のルールに関しては、2012年のロンドンオリンピックの場合です。

フェンシング

フェンシングのエペ種目を行い、1分間1本勝負の総当たり戦をします。

勝率70パーセント(35試合の場合25勝)を1000点とし、1勝敗毎にに250点が増減されます。

ちなみに、同時突きの場合は再試合となり、1分間内に勝負がつかなかった場合は、両選手ともに負けとなります。

水泳

オリンピックの水泳には、いろいろと種類がありますが、この近代五種競技では200メートル自由形です。

男女ともに2分30秒を250点として、1秒あたりに12点増減するのです。

馬術

この馬術は、貸与馬による障害物の飛び越え競技の事です。貸与馬なので、どの馬に乗るかは抽選で決定し、競技20分前から、やっと自分の馬に試乗できます。

1200点満点の減点方式で、点数が決まります。

射撃

レーザーピストルを使用して、10m先の5.9cmの黒点に5発命中させる必要があります。

命中しない時は、70秒間撃ち続けなければなりません。

点数は、下のコンバインドをご参照下さい。

ランニング

1,000mを走ります。

点数は、下のコンバインドをご参照下さい。

コンバインド

コンバインドとは、上の射撃とランニングの独特のルールとなります。

ここでは、このコンバインドを含む、全体の点数の説明をします。

まずは、フェンシング、水泳、馬術の3種目の第1位者が、ハンディキャップ0秒となり、第2位以降は第1位者との得点差を4点毎に1秒としてタイムに換算として、ハンディキャップが与えられます。

そのハンディキャップ方式で、上位の選手からスタートし、射撃とランニングを3回繰り返して、ゴールした順番が最終の順位となります。

話しをもとに戻して、コンバインドとは、射撃とランニングの流れのことを言います。

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近代五種競技の歴史

古くは、紀元前708年に行われた古代オリンピックのペンタスロンの競技記録が残っています。

また、近代オリンピックでは、1912年の第5回ストックホルム大会で正式競技になりました。

その歴史を年表にしてみました。

紀元前708年(約2700年前) 古代五種が誕生
1912年ストックホルムオリンピック 古代五種としてオリンピック競技となる
1996年アトランタオリンピック 5種目を1日で行う
2000年シドニーオリンピック 女子正式種目として古代五種が決定
2004年アテネオリンピック 古代五種競技といわれていた物が、近代五種競技となった
2009年 ランニングと射撃が連続となったコンバイン競技が正式採用された
2012年 ロンドンオリンピックにて近代五種が100周年を迎えた

近代オリンピックの父、ピエール・ド・クーベルタンがこの近代五種も提唱したのです。

近代五種競技の楽しみ方

最初の方で説明したように、近代五種は、馬術、水泳、フェンシング、射撃、ランニングの五つの競技の事です。

まずは、最初に行われる競技、フェンシングに関して紹介していきます。

近代五種選手の富井 慎一もこのように言っています。

最初の種目がフェンシング。最も重要なポイントは二つです。まずは体を温めるウオーミングアップをしっかりすること。そして、剣のチェック。自分の剣の先が相手のほうにしっかり向いているかどうかを確認します。フェンシングは始まる前が勝負ともいえます。剣の準備とウオーミングアップ、それが一番重要です。

いかにフェンシング競技が大事なのかがわかりますね。

この様な事を理解していくと、フェンシングだけではなく近代五種の事を理解できるのではないでしょうか。

次に水泳を挟んで、馬術が行われます。

先ほども言いましたように、この馬術は自分の馬ではなく公式で定められた馬を使用します。

なので、競馬の様に馬の能力はあまり関係ないのです。

では何が関係しているのでしょうか。

それは何といっても、選手の肉体的能力・精神的能力が関係しているのです。

まさに、心・技・体が関係しているのがこの近代五種なのではないでしょうか。

最後に

今回は、近代五種競技について紹介していきました。

近代五種競技が何なのか、近代五種競技の歴史なども触れてきました。

そして、近代五種の神髄なども紹介してきました。

この記事を読んで、もっとオリンピックを楽しんでいただけたらと思います。