毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年5月14日、第19話「罪と罰」が放送されました。

井伊谷では、お百姓たちが栽培していた綿の実が順調に育ち、井伊直虎(柴咲コウさん)も一安心していました。

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すると、そこに井伊の近隣の領主・近藤康用(橋本じゅんさん)が現れ、直虎に思いがけないことを告げます。

それでは、第19話のあらすじと感想です。

直虎VS近藤、木を盗んだのは誰だ!

近藤の領内では、山の木々が大量に盗まれる事件が起きていました。

近藤は、これは井伊の者による仕業ではないか、と言うのです。

綿の実作りなどで方々から百姓が集まっている井伊だから、盗みを企む人間が紛れていてもおかしくない、と。またしてもあらぬ疑いを掛けられてしまった直虎。本当に難儀なことです。

憤慨する彼女は、近藤領の者の仕業ではと言い返し、2人は一触即発の状態に。

ところが実際に山を見に行くと、なんと井伊領内の木々も盗まれていることが判明します。唖然とする直虎と、それでも井伊への疑いを強める近藤。そこで、山狩りをして、犯人を待ち伏せて捕まえることになりました。

近藤康用を演じるのは、橋本じゅんさん。その圧倒的な存在感と高い表現力で、人気劇団「劇団☆新感線」など、数々の舞台に出演されている大人気の俳優さんです。

実際に観たことはまだないのですが、私も以前から注目している方だったので映像作品で橋本さんを観られるのはとても嬉しかったです。演じる近藤も、見た目はもみ上げが印象的な男。

それでいて、盗みの疑いを井伊に向けて直虎と火花を散らす様は圧倒的で、橋本さんの実力が遺憾なく発揮されているキャラクターだと思いました。

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犯人はあの男!処罰をためらう直虎は・・・

直之や龍譚寺の僧侶・傑山(市原隼人さん)が、とうとう犯人を捕らえました。

その顔を見て直虎はびっくり。

幾度もばったり出くわしては、アイデアを与えてくれた旅の若い男(柳楽優弥さん)だったからです。

殿の知り合いか、と憤りその場で男を斬り殺さんとする近藤に、直虎は「捕らえたのはこちらだから処罰は井伊に任せて欲しい」と願い出ます。

かくして男の身柄は井伊で預かることになったのですが、直之から「死罪にしなければ殿の面目が立たない」と告げられた直虎は焦ります。なにしろ、男にはその助言で救われた恩義を感じていましたから、処罰といえども死罪までは考えてもいなかったのでしょう。

しかし、小野政次(高橋一生さん)からも「死罪でなければ、井伊は盗人も死罪にできない国だと噂を立てられてしまう」とダメ押しをされた直虎はますます頭を悩ませますが、人手が足りない井伊でただ働きをさせることを思いつきます。

ようやく柳楽さん演じるあの男が、本格的に物語に現れました。捕まっても尚、呑気なくらいにとらえどころのない振る舞いを見せるキャラクターで、やはり見ていて飽きません。そしてこの騒動で、一気にいろいろなことが進展しました。

直虎と旅の男は、お互いに相手が領主であり、盗人であることを初めて知ります。

また死罪にためらいを感じる直虎ですが、井伊が盗人を死罪にできない国と思われるのも本意ではないはずで、直之や政次の正論との板ばさみに、改めて当主になるということの難しさや厳しさを感じた場面なのではないでしょうか。

また、そんな苦悩の中で何とか死罪以外の処罰にすべく、母・祐椿尼(財前直見さん)や、龍譚寺の小坊主たちや虎松(寺田心さん)、亥之助(荒井雄斗さん)らに知恵を聞いて回るシーンは、やっぱり、いい意味で諦めの悪い直虎らしいなと思いましたし、その根底にある彼女の優しさを感じました。

直虎の「ぶっちゃけ」に政次もドキドキ?

この頃政次はひそかに直之に接近し、面倒ごとになる前にと、男の身柄を近藤へ引き渡すことを提案し、直之もこれを飲んでいました。

この一連の動きを知った直虎は激怒し、政次の屋敷へ押しかけます。

先週のやりとりで少し距離を縮めたように見えた直虎と政次ですが、普段は対立しているはずの直之に取り入り、事を進めようとするあたりはやはり変わらず策士です。

「命のやりとりでしか物事を解決しようとしないのは決して得策ではない」と訴える直虎に、「殿はただ知り合いの血を見るのがお嫌なだけ」とかわす政次。面白かったのは、それに畳み掛けた直虎の言葉です。

「ああ、嫌じゃ!我はこう見えてもおなごでな。おなごは血など見飽きておるからな!」

直虎、この流れでぶっちゃけました。

そうなのです。女性は月に1回ほど、嫌でも自分の血を見なければならないときがあるのです。それは、現代も戦国の世も同じこと。この「ぶっちゃけ」に、冷静な政次もどこかどぎまぎとした表情。思わずくすりと来てしまったのですが、まさに「おなご」ならではの言葉の妙だなぁと同時に感心してしまいました。

本作の脚本家は、大好評を博したTBS系ドラマ「JIN-仁-」や2003年の連続テレビ小説「ごちそうさん」も担当した森下佳子さん。主人公が「おなご」ならば、彼女らの言葉を紡ぐのも「おなご」なのが「おんな城主 直虎」。女性ならではの感性のみならず、こういった一歩踏み込んだ表現も取り入れる森下さんの脚本も、見ていて飽きさせない本作の魅力のひとつだと思います。

男の逃走!そして現れたのは直親の「隠し子」!?

対峙していた直虎と政次のもとに、直之が駆け込んできます。

なんと牢にいたはずの男が、穴を掘って脱獄していたのです。

見張りに着いていた奥山六左衛門(田中美央さん)らは、眠り薬が仕込まれた吹き矢で眠らされ、まさに面目は丸つぶれ。

直虎は、「これでは我が阿呆みたいではないか!」と地団太を踏むしかありません。

思いがけない事態は、さらに続きます。

龍譚寺に、「直親(三浦春馬さん)の娘」と名乗る少女(高橋ひかるさん)が現れたのです。

祐椿尼から聞かされた直虎は言葉も出ません。

言うまでもなく、直親の子は虎松ただ一人のはずですが、まさかまさかの「隠し子」の登場に、はやく次回が観たくなりました。

隠し子はスパイ?直虎、しのの反応は・・・

「おんな城主 直虎」第19回のあらすじと感想を、お伝えしました。

あの誠実を絵に描いたような直親に、まさかまさかの隠し子疑惑が勃発しました。

この騒動は次回に続きますが、政次は、「娘」は武田家が送り込んだ間者、つまりスパイではないかと疑惑の目を向けるなど、混乱が続くようです。

そして、かつて直親と許婚だった直虎と、直親の妻だったしの(貫地谷しほりさん)もやはりそれぞれ思うところがあるようで、彼女たちの動きにも注目です。

予想外の展開はどこへ向かうのか、次回も楽しみです。