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おんな城主 直虎 第24回のあらすじとネタバレと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年6月18日、第24話「さよならだけが人生か?」が放送されました。

今回の「さよならだけが人生か?」というサブタイトルは、「さよならだけが人生だ」が元ネタなのでしょうか?「さよならだけが人生だ」は、干武陵の漢詩「歓酒」の結句「人生足別離」を井伏鱒二が意訳した有名な言葉で、よく引用されているようです。

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前回は、龍雲丸(柳楽優弥さん)に家来衆に加わることを断られ、理由も釈然とせず井伊直虎(柴咲コウさん)はじめ、中野直之(矢本悠馬さん)、奥山六左衛門(田中美央さん)、瀬戸方久(ムロツヨシさん)も皆、唖然としたところで終わりました。

前回見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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予告では、井伊に今川から縁談が来るとのことでした。井伊の誰の縁談でしょうか?

それでは、2017年6月18日放送の「おんな城主 直虎」の第24回「さよならだけが人生か?」のあらすじと感想とネタバレ少々です。

目次

直虎の評判が上がる

龍雲丸達に井伊の家来になってもらえなかった直虎は、小野政次(高橋一生さん)にいつもの井戸で愚痴をこぼしていました。直虎は、龍雲丸達にいてもらえたら井伊にとっていいことばかりだと思っていたが、龍雲丸達にとってはそうではなかったのだろうと言います。

そして、龍雲丸達が、侍になれる話を簡単に蹴るということは、何にも頼らず、一人一人で生きていく術を持っているからで、皆龍雲丸達のように好きなように生きられればいいのに。と思っていることも話します。黙って聞いていた政次は、買い被りが過ぎると思いますが。と言うとお辞儀をして立ち去ります。

2人でいる時の政次は、話し方も鶴の時のように少し優しくなり表情も柔らかいです。

先日「鶴瓶の家族に乾杯」に高橋一生さんが出演されていた時に、政次の役作りで能面を参考にしている、とおっしゃっていました。怒っているのか笑っているのか、読めない顔を作るのだそうです。劇中の政次の部屋のセットに能面が置いてあるのだそうです。

さて、以前から井伊の領民達に、龍潭寺で読み書きを教えていましたが、それに加え、僧の昊天(小松和重さん)による薬草講座、直之による護身術講座、方久による銭の扱い方講座も開くようになり、今まで武家の子しか参加していなかった手習いを百姓の子が来ることを許すようになりました。

その噂は領外の者も引き付け、人が少しずつ増え続け密かに直虎の名は耳目を集めることになっていきました。当然今川氏真(尾上松也さん)の耳にも入りました。

今川から井伊へ縁談話が来る

氏真は小野政次を駿府へ呼びつけ、直虎の評判を聞きます。政次は、「太守様が武田から遠江をお守りくださっているからです」とさりげなく今川を立てます。いつも氏真の側にいる関口氏経(矢島健一さん)より、「太守様から一つ頼みごとがある」と告げられます。

最近勢いの出てきた井伊をつなぎ留めるため、直虎の母の実家である新野の三女桜(真凛さん)と、今川の重臣庵原助右衛門(山田裕貴さん)との縁談でした。

その頃井伊では、今川が武田の裏切りの報復として、武田への塩の商いを禁じた「塩留」をしている。と、方久が、直之と六左衛門、直虎に教えます。

駿河では塩の商いを独占していた大商人が今までのように商売が出来ず、代わりに今まで締め出されていた者達が、ここぞとばかりに裏で塩を流し始めたのだと得意げに続けます。これは銭の犬達の下克上だと大喜びです。

その話しぶりに、直虎は方久も一儲けしたのかと突っ込みますが、井伊の家臣になったので、お家に迷惑をかけるようなことはしてないと小声で言い、六左衛門に「やっておりますな」と言われてしまいます。

私はこの家臣三人と直虎の掛け合いが面白くて大好きです。欲むき出しの方久。血気盛んで井伊の危機には必ず先頭に立って戦おうとする直之。武力はないけれど、もめごとがあればいち早く火消し役を買って出る六左衛門。見事な連携だと思います。それぞれのキャラが違うので、言うことも違って面白いです。

方久の話を聞いて塩の商売で混乱している駿河で、材木を売るのは難しいと判断した直虎は、やはり気賀の方がいいだろうと、方久に気賀の中村屋(本田博太郎さん)と話を進めるよう指示します。

駿府から戻った政次は、今川からの縁談を直虎に説明します。国衆の離反を防ぐため、今川に人質として人を集め直している。と言うのです。人質と聞いて、今川にいた瀬名の母、佐名(花總まりさん)を直虎は思い出します。政次から縁談相手を聞き、それが今川義元の軍師であり重臣、雪斎の生家、庵原家だと聞くと、新野の三女桜を嫁がせてしまえば、直虎はいざという時、全く身動きが取れなくなってしまうことを危惧します。

政次は、今川はそれだけ焦っているのだと言い、焦っている相手に爪を立てれば、痛くもない腹を探られないとも限りません、と言い、武家の婚儀とはこういうものだと諭します。

「利用するか、利用されるか」

信長、家康を脅す

織田信長(市川海老蔵さん)は、同盟関係を結んでいる家康の嫡男竹千代と、自身の娘徳姫との縁組を家康が迷っていることを聞きつけ、家康を責めます。家康の家臣、酒井忠次(みのすけさん)が否定すると、武田からも内々に話も来て迷っていると聞いたと続けます。信長を通り越して武田と結ぼうとしているのではないか。と疑います。

酒井は慌てて家康の代わりに、「織田様と我が殿はご兄弟も同じの間柄。弟が兄を裏切ることがございましょうか」と言うと、信長は、「余は実の弟を斬ったが」と言い、家康を震え上がらせます。

織田信長、市川海老蔵さん初登場です。「あさイチ」に海老蔵さんが出演されて、信長は演じてみたい役とおっしゃっていました。以前にも歌舞伎では信長役をされたことがあったらしいのですが、今回は大河です。

家康は岡崎の、瀬名(菜々緒さん)と竹千代がいる惣持寺に向かい、織田家との縁談を瀬名に話し、怖かったことを伝えます。すぐに岡崎城に帰る家康に瀬名は、「井伊のことは忘れないで欲しい」と頼みました。

直虎縁談相手を見極める

直虎と六左衛門は、新野家に三女、桜の縁談を伝えに行きます。相手が庵原家と聞いて当の本人の桜は気後れして、そんな立派な家でやっていけるのかと怖気づきます。それを聞いた二女の桔梗(吉倉あおいさん)がならば私が代わります。と言うと、いいえと桜が言い、六左衛門が笑います。

長女のあやめ(光浦靖子さん)は、今川の現状を心配して、帰る直虎を引き留めますが、何も言えず、縁談のお礼だけを言うのでした。新野の屋敷に世話になっていた直親の妻、しの(貫地谷しほりさん)がその様子を見ていました。

直虎は、同じように家の懸け橋となって井伊に嫁いできた母に、恨んだことはないか聞きます。祐椿尼(財前直見さん)は、旦那様だった直盛(杉本哲太さん)が優しい方だったので、毒気を抜かれたと答えます。

同じように心配していた、しのも、祐椿尼に会い、桜を気遣います。直虎も同じように聞いてきたことを祐椿尼から聞いて、出しゃばることもないですね。と去っていきました。

乳母のたけ(梅沢昌代さん)が、「しの様も大人になられましたね」と感心します。本当にそうですよね。嫉妬に狂って誰彼構わず敵に回していた人が、すっかりお方様になっていました。人は変わっていくものです。

一方直虎は、母の話を聞いて、南渓和尚(小林薫さん)に頼んで、縁談相手を見極めるため、庵原助右衛門に会いに行きます。

庵原助右衛門は、今川への忠義に篤い好青年で、結婚相手として申し分のない人でした。直虎は桜にそのことを伝えます。

しのにも、結婚への心構えを説かれていた桜は庵原と井伊のために出来る限りの働きをしたい。と決意を話します。

乳母のたけが里に帰る

直虎の乳母たけは、年を取って仕事が出来なくなってきたのを気に病み、里に下がると祐椿尼に申し出ていました。直虎には挨拶をせず去ろうとしていました。

たけがいなくなったことに気づいた直虎は、馬に乗ってたけを追いかけます。「我のもとを去ることを許さぬ」と引き留めます。しかし、たけの決意は固く、井伊の財政も苦しいのだからちゃんと使える人間を採用した方がいいと諭します。

直虎は怒って、最後まで看取るつもりでいたのに、とたけをなおも引き留めます。「最後ぐらい言うことを聞いてください」と泣きながらたけは言います。直虎は観念して乗ってきた馬にたけに乗せ、里まで送り届けるのでした。

このシーンは泣けました。おとわの時から直虎を育ててきた、たけは、今までを振り返り、泣いて止める直虎をあやすのでした。どんどん登場人物がいなくなっていきます。寂しいです。

直虎は、たけが家のために去ったことを政次に話し、思うように生きられないが、井伊に身を捧げてくれる人たちに囲まれている自分は果報者だと言います。

「驚きでございます。今までお分かりでなかったとは」と嫌味を言う政次に、返す言葉がない直虎ですが、新野の二女桔梗が縁談を望んでいるので、北条との縁談話をまとめてくれるよう政次に頼みます。

北条はまだ今川の唯一の味方で、怪しまれない。政次が動くことで今川への忠勤もアピール出来るだろうし、北条の動きも探りたいからと言います。「よい考えにございます」と政次は、にやりと含み笑いをしました。

縁談が進み、事態も動き出す

井伊では、たけの姪、梅が代わりにやってきましたが、容姿がたけにそっくりで、直虎も弥吉(藤本康文さん)も初めは幽霊だと思ったほどでした。しかし、姪だと分かると大笑いするのでした。

桜と庵原の婚礼と、織田家の徳姫と徳川家の竹千代の婚礼が行われました。この結婚で、瀬名は惣持寺から岡崎城に移ることになり、瀬名の運命は大きく変わっていきます。

政次は、北条氏康の家臣、狩野家と桔梗の縁談をまとめてきました。よいところだと直虎も喜びます。

方久が、材木の売り先が見つかったと中村屋から知らせがあったことを報告に来ます。このことが井伊に大きな実りをもたらすようです。

急に運が回ってきた感じですね!

次回の予告では順調に材木の話が進む一方で、そのことで今川から井伊が徳川との密通を疑われるなど波乱の展開のようです。気賀に戻った龍雲丸達の姿も映っていました。今回でさよならじゃなかったのですね!よかったです。

次回、第25回「材木を抱いて飛べ」、どうなるのでしょうか?

今から楽しみです。

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