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ペットとして大人気のリクガメの種類と入手方法と飼育方法について。

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リクガメと聞いて思い浮かべるのは、ペットショップで見かける小さく丸っこいカメでしょうか?

それとも、動物園にいる大きなゾウガメでしょうか?

どちらも陸で暮らすカメで、水には殆ど入りません。

そのため、ミドリガメのような水棲のカメとは飼育方法が異なるのです。

今回はそんなリクガメの飼育方法と、人気の種類を紹介していきます。

目次

飼育環境を整えよう!

リクガメは日本には生息しない動物ですので、日本の気候は適していません。

そのため、飼い主さんがリクガメの暮らしやすい環境を作ってあげる必要があります。

まず、飼育するためのスペースを十分確保すること。

そして温度と湿度の管理、餌の与え方などが重要となります。

それでは、それぞれについて詳しくお話していきましょう。

飼育ケースの大きさは?

飼育ケースは、ペットショップやネット通販で、簡単に手に入ります。

爬虫類用の飼育ケースを選べば良いでしょう。

サイズは飼育するカメの種類によって変わって来ますので、大人になったらどれくらいの大きさになるのかしっかり把握しておかなくてはなりませんね。

成長に合わせて大きくしていけば良いのですが、どこまで成長するのか確認しないで飼育を始めると、やがて飼育スペースが無くなり、どこかに逃がすということにもなりかねません(←絶対やらないで下さい)。

おすすめなのは、幅90cm以上のものです。カメにとって、大きくて困ることはありません。

大きくなる種類でしたら、庭に専用スペースを設けると良いでしょう。

温度と湿度はどれくらいにするの?

リクガメを飼育する上で、一番神経を使うのが温度と湿度の管理です。

一日に何回かチェックするようにしましょう。

温度管理

28~32℃をキープするように!

飼育ケースの中には、若干温度差を作っておくと良いですよ。

リクガメが、自分で好みの温度の所に移動出来るようにです。

保温球やバスキングライトを使うようにしましょう。

大人の場合、夜になったら1℃温度を下げましょう。子供の場合は、いつでも高めに設定しておきましょう。

サーモスタットを利用すれば、常に一定の温度管理が可能です。

湿度管理

カメの種類によって、適する湿度が違ってきます。

分からなければ、ペットショップの人に相談してみると良いでしょう。

60~80%の湿度を好むカメもいれば、40~50%程度の湿度が好きなカメもいるのです。

餌で注意すること

リクガメには、野菜や野草を主食とするように与えましょう。

小松菜やモロヘイヤ、大根の葉、サラダ菜など、手に入りやすい食材でOKです。

野草でしたら、タンポポやハコベ、クローバーなどを食べます。

野草を積む時には、除草剤が撒かれていないか注意しましょう。排気ガスが多いところも避けましょう。

人気のリクガメの種類を紹介

リクガメにはたくさんの種類がいますが、特に人気の高い種類を紹介していきますね。

ヘルマンリクガメ

体長17~20cm、寿命20年

黒とオレンジの甲羅の模様が、とてもきれいなカメです。

ペットにされているリクガメの中で、一番人気!

体が小さめなのも、魅力の一つでしょう。

体の大きさについては、西ヨーロッパに生息する個体なら20cmまでなのですが、東ヨーロッパに生息する個体だと35cmまで成長するそうです。

値段の相場は2~4万円くらいです。

ギリシャリクガメ

体長20~25cm、寿命20年

ギリシャ模様の甲羅が美しい種類です。

簡単に繁殖させられるので、国内で繁殖された個体が安く売られています。

飼育難易度も低く、比較的どこでも入手出来るので初心者さんにもおすすめです。

値段の相場は、1万5千円くらいです。

ロシアリクガメ

体長20cm、寿命20~30年

ロシアに生息するカメで、ホルスフィールドリクガメと呼ばれる事もあります。

正式にはヨツユビリクガメという名前で、指が4本しかない事が名前の由来となっています。

砂に穴を掘るのが得意で、足がショベルのようになっています。

値段の相場は、1~2万円くらいです。

インドホシガメ

体長35~40cm、寿命25~30年。

パキスタンやインドに分布しています。

まるで星のような模様の甲羅を持っていて、それぞれの頂点は成長と共に盛り上がっていきます。

ゴツゴツした甲羅が印象的なリクガメです。

体がとても大きくなるので、飼育するためには広いスペースが必要となります。

値段の相場は3~10万円くらいです。

パンケーキリクガメ

体長16~18cm、寿命20年

甲羅が平らで、まるでパンケーキを乗せているように見えるリクガメです。

この甲羅は柔らかくて、敵に襲われた時には石の隙間に入り甲羅を膨らませます。

そうする事で、隙間から引っこ抜かれないようにするのです。

すごい技ですよね!

このサイズは、ペットとして飼育されているリクガメの中では最小の部類になります。

値段の相場は1万5千~4万円くらいです。

リクガメはどこで入手するの?

リクガメの入手方法は、主に次の2つです。

購入する

爬虫類の場合、対面販売するのが義務となっています。

そのため、ネット通販では入手出来ません。

大型ペットショップや爬虫類専門店に行けば、人気の種類なら手に入るでしょう。

珍しい種類が欲しければ、ペット即売会のイベントに参加するなどしてみましょう。

里親になる

突然飼育出来なくなった人が、里親募集をしている事が結構あります。

この場合、既に生後数年経っている事が多く、20cm以上になっていたりします。

専門サイトをこまめにチェックしていると、気になる子が見つかったりしますよ。

最後に

ゆったりした動きが魅力のリクガメについて、その飼育方法をご紹介しましたがいかがでしたか?

自分が積んで来た野草を、モリモリ食べてくれる姿は本当に可愛らしいです。

小型のカメでしたら室内の飼育ケースで飼育出来ますが、大きくなるカメは庭にスペースを設けると良いでしょう。

その際気をつけるポイントとして、脱走しないように隙間をしっかり埋めておくことです。

また、ヨツユビリクガメのように穴を掘るカメは、地中からの脱走にも気を配りましょう。

初期費用として5万円前後かかり、その後電気代や食費、医療費も掛かります。

しっかりお財布と相談した上で、飼育を決めるようにしましょう。

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