美味しいお茶を飲むと、スーッと身体の疲れがほぐれて行くように感じますよね。

お茶の原点は、中国と言われています。

そのルーツは奥深く、産地や種類、効能も様々です。

その種類は、数百とも数千とも言われ、果てしなく思える中国茶ワールドですが、中国茶自体は生活に密着した親しみやすいものです。

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今回は、そんな奥深く、変化に富んだ中国茶の世界を、少しだけ覗いてみたいと思います。

中国茶ワールドへの第一歩

そもそも、中国茶って何なのでしょうか?

ざっくり言うと、中国で作られるお茶の総称です。

中国は、土地も広大で、地方によって気候は様々。そこに住む民族も、様々な風習や文化をもった民族が各地方で生活していますので、製法や飲み方、産地、茶器が異なり、中国茶の味わいもそれぞれ異なります。

世界最古の茶産国ともされており、さかのぼると5千年ほど前から飲まれていたそうです。

日本茶も中国茶も、元は同じお茶の木なのですが、日本茶は茶葉を蒸す製法、中国茶は蒸して炒る製法なので、全く違う味や香りになります。

日本茶は味やうま味を楽しむのに対し、中国茶は香りを楽しみ、2煎目3煎目と味の変化を楽しむと言うのも中国茶の特徴です。

中国茶を知ろう

千を超える種類があり、地方によっては未だ知られていない茶もまだまだあると言う中国茶。ですが、その種類は大まかに6種類に分類する事ができます。

黒茶、紅茶、黄茶、青茶、白茶、緑茶の6種です。

同じお茶の木の葉っぱから作られますが、その発酵度、産地、工程の違いなどによって味、香り、効能が異なります。

それぞれの特徴をまとめてみました。

黒茶

発酵度は後発酵。

普洱(プーアル)茶が有名です。

黒茶という名の通り、本場中国で飲むプーアル茶は、コーヒーかな!?と思う位、本当に真っ黒です。

カビ臭いような独特な香りがあり、古いものほど風味が増すので、年数が経って熟成度の高いものはグラム数百万のお茶もあるそうです。

紅茶

発酵度は全発酵。

世界3大紅茶の一つである中国紅茶は、まろやかな味が特徴です。

渋みが少ないので、中国では小学生位の子ども達が、砂糖入りの紅茶を好んでよく飲んでいます。

黄茶

発酵度は弱後発酵。

発酵が黒茶より軽めに施されていて、茶葉や茶の色が黄色っぽく、さわやかな渋みとほのかな甘みがあります。

日本でもなかなか見掛けませんが、中国でも専門店でないと手に入りにくいものです。

生産量が少ないので、貴重なお茶の一つです。

青茶

発酵度は半発酵。

烏龍(ウーロン)茶、鉄観音(てつかんのん)茶などは、この青茶の種類です。

福建省、広東省、台湾などが代表的な産地です。

白茶

発酵度は半発酵。

日本ではあまり見掛けませんが、白毫銀針(はくごうぎんしん)、白牡丹(はくぼたん)、などの種類があります。

繊細な風味をもつ高級茶で、中国系のスパに行くと、施術前後に白茶を出される事が多いように思います。

緑茶

発酵度は不発酵。

龍井(ロンジン)茶、黄金桂(おうごんけい)、碧螺春(へきらしゅん)、などが有名です。

日本では大半の緑茶は蒸して加熱されますが、中国では釜煎りによる加熱が主流で渋みや青臭さが少ないのが特徴。どうりで、中国の緑茶は色が薄くて渋みがないなあと思っていたのですが、工程の違いだったのです。

その他にも、茉莉花(モーリーホア、ジャスミン)茶、玖瑰(めいぐい、薔薇)茶、菊花(きくはな)茶、などの花茶もあります。

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中国茶パワーで元気になろう

中国茶の始まりは5千年前にさかのぼり、その当時は薬として飲まれていたとも言われています。

現在でも、お茶と言うより漢方薬として飲まれているものもあります。

そんな中国茶から期待できる効果や効能についてまとめてみました。

ダイエット効果

烏龍茶などの青茶は、余分な脂肪を排出するのを助け、血行をスムーズにするので脂肪燃焼効果があると言われています。

飲めば痩せると言うものではありませんが、脂っこい食事の時も、鉄観音などのお茶と一緒なら、罪悪感なく楽しめるのではないでしょうか。

美肌効果

水仙などの青茶の種類は、アミノ酸やクロロフィルなどを含み、肌の再生、シミの予防などに効果があるとされています。

世界三大美女の楊貴妃が愛した黄山毛峰と言うお茶は、飲むと代謝が良くなるので、肌を白くつるつるにする美人茶として知られています。

健康効果

中国茶の中でも最も古い歴史をもつとされる白茶は、ポリフェノールなどを含み、血糖値、血圧、コレステロールを下げる作用がある事が確認されています。

解熱作用、下痢防止などの効果もあるので、病み上がりなどにお薦めです。

ほんのり甘く、さわやかな香りが特徴で飲みやすいので、中国では子どもやお年寄りも好んで飲んでいます。

中国茶を気軽に楽しもう

中国茶の世界は奥深く、その作法も実に複雑です。

本格的な作法では、茶碗にお湯を入れて一淹目を棄てて二淹目を蒸らし、まず香りを楽しむ細長い器に移して、回転させて香りを堪能してから飲む…などなどきちんとした決まりがあります。

が、実際中国人たちのお茶の飲み方を見ていると、そんなに構えなくても良いのかな、と感じます。

中国茶専門のサロンなどでは、そういった作法で楽しんでいますが、家や職場では茶こし付きのマグカップや、携帯ボトルに入れて手軽に飲んでいます。

その日の気分や体調によって自分で茶葉をブレンドして飲んでいたりもします。

生活の一部として中国茶を楽しみつつ、ずっと元気でいられたら、それが一番ですね。