1990年代のはじめ頃、ティーツリーというアロマオイルが含まれるシャンプーを猫に使用したところ、具合が悪くなったという報告が相次ぎました。

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日本だけではなく、海外でも同様の現象が見られたため、ティーツリーは猫にとって危険なアロマオイルであるという認識が広まりました。

その後、ティーツリー以外のアロマオイルでも猫に重篤な症状が現れたことが報告されるようになり、全てのアロマオイルが危険なものなのではないかと考えられるようになっていきました。

これは、猫の飼い主さんや、今後猫を飼う予定のある人には絶対に知っておいていただきたい情報です。これから詳しくご説明いたします。

これまで報告されている症例

アロマオイルを舐めた猫のあらゆる身体機能が不全に陥ったり、もっと悪いケースでは死んでしまったりした事例があります。

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舐めなかったとしても、アロマオイルの香りを嗅いだだけで体調が悪化し、死亡するまでに至った猫もいます。

また、すぐにわかりやすい症状が出るパターンばかりではありません。

アロマテラピーを趣味としている飼い主を持つ猫に、血液検査を実施したところ、肝臓の数値が著しく高かったそうです。

目に見えるような症状が現れなかったとしても、アロマオイルは着実に猫の健康を蝕んでいっているので、注意が必要です。

なぜ危険?

人間に備わっている肝臓には、アロマオイルに含まれる有害な化学成分を解毒する働きがあります。

しかし、猫やフェレットなどの肉食動物の肝臓には、このような機能が備わっていません。

そのため有害な成分をうまく解毒できず、中毒を引き起こしてしまいます。

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安全なアロマオイルはないの?

「中には猫に安全なアロマオイルもある」とか、「水で薄めたアロマオイルなら安全」とか書いてある書籍もあります。

これが絶対に間違いだとは言い切れません。しかし、私はオススメしません。

猫とアロマオイルの関係性については研究がほとんど進んでおらず、謎が多いためです。

何かあってからでは遅いですから、不安要素が残っているうちは使わないほうが良いと思うのです。

はっきりと解明されていないせいか、獣医師さんも「アロマオイルは全て猫に危険」とはなかなか言い切れないようですが、それでも「できれば使わないほうが良い」という立場を取っていらっしゃる方が多いようです。

最後に

人間にはリラックス効果をもたらすアロマオイルですが、猫には大変危険な物質であることがおわかりいただけたと思います。

ペットを飼うということは命を預かるということですから、「知らなかった」では済まされない問題です。

猫と一緒に暮らしていると、アロマオイル以外のものでも、「これって猫に安全なのかな?」という疑問がわいてくることがあると思います。

そのような場合は自己判断をせず、獣医師さんの判断を仰ぐようにしてください。