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鍼灸の自律神経への効果と、その仕組み。

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よく、鍼灸は自律神経に効果がある、自分は自律神経失調症だといった言葉を目にすることがあると思いますが、そもそも自律神経とは何なのでしょうか?

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また、鍼灸は科学的な根拠(エビデンス)がないと言われますが、本当にそうなのでしょうか?

今回は、そんな疑問に対して、解説していきます。

目次

自律神経とは

私たちの体は、体性神経と自律神経という二種類の神経が張り巡らされており、あらゆる体の動きを支配しています。

簡単に分けると、体性神経は自分で意識して動かすことのできるものを支配していて、自律神経は自分の意思とは関係なく動くものを支配しています。例えば、腕を曲げたり、走ったりなどは、体性神経が支配しています。

一方で、心臓や胃腸の働きなどを支配しているのは、自律神経です。大事な会議中や授業中などに、急にお腹が鳴ってしまう、といったことを経験したことがある人もいると思います。お腹が鳴るのを自分の意思で止めることができる人はおそらくいませんが、それは自律神経が意思とは関係なく胃腸の動きを支配しているからなのです。

自律神経もまた、大きく二つに分けられます。

それは、交感神経と副交感神経です。この二つの神経は、正反対の働きをしています。

心臓で言えば、交感神経が興奮すれば、心拍数が上がります。反対に、副交感神経が興奮すれば、心拍数が下がります。基本的には、交感神経は運動しているときや緊張しているとき、ストレスを感じているときなどに興奮します。一方で、副交感神経は食事のときや眠っているとき、リラックスしているときなどに興奮します。

鍼灸と自律神経

次に、鍼灸と自律神経の関係について解説していきます。

この二つをつなぐキーワードは、「体性―自律神経反射」です。

難しい用語ですが、簡単に説明すると、鍼やお灸をするとその刺激が伝わり、自律神経に様々な影響が出る、という事です。

例えば、胃や腸の働きが、活発になったりします。胃腸の働き以外にも心臓、腎臓、膀胱など様々な器官で「体性―自律神経反射」が起こり、働きが調整されることがわかっています。

これらのことは、ネズミを使った動物実験などで、しっかりと確認されているものもあります。

最後に

いかがだったでしょうか?

聞きなれているけど、実際は詳しく知らない内容だったと思います。

この記事をきっかけに、鍼灸に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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