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我が子が発達障害かもしれない?そんな時のママ友との付き合い方。

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これまで子供の成長を共に分かち合い、情報交換をしながら良き相談相手だった、親しいママ友。

発達障害という大きな問題を抱えたとき、その関係はそれまでと同じとは限りません。

「発達障害かもしれない。」と思った時から、「診断を受けてみたらそうだった。」時、そしてその後も、悩むことはたくさんあります。

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中でも、これまで仲良くしていたママ友になんて話したらいいか、どう付き合うといいか、といったことに戸惑うお母さんは多いようです。

そんな、我が子の障害によって生まれるお母さんの悩み。親しいママ友との付き合い方や子供同士の関係の変化、それに対して親たちはどんな関わり方をするといいのか。

といったことについて、実際に自閉症スペクトラム障害児を育てている筆者が感じてきたことをまとめます。

目次

ママ友の存在

現状を隠さない

発達障害が我が子に関係がある。ということがわかったら、ごく親しいママ友には隠さず打ち明けましょう。それはお互いのため、お互いの子供のために大切なことです。

もし話さないで隠していたら、それまでと同じように付き合っていても、相手の子と我が子を比べて悲しい気持ちになったり、何気ない日常生活での子供の話がかみ合わなくなってきます。ありのままを話すことで、そのことに対しての理解を求めることができます。

現状を解ってくれているママ友という存在は、自分が不安になった時に話を聞いてもらうこともできる、それまでよりも親しい間柄になることもあります。

その一方で、打ち明けた後のママ友は、話す内容に気を遣うようになります。自分の子供への影響を懸念するかもしれません。そういったことを感じたとき、打ち明けたお母さんの心が傷ついてしまうこともあります。

ただでさえ我が子のことが心配で不安定になっていますから、些細なママ友の言葉を敏感に受け取ってしまうこともあります。

そんな時は、傷ついた気持ちを押し殺したり、傷ついた自分を情けないと思う必要はありません。一時的にそのママ友と距離をおきましょう。

我が子のためにも、ママは心穏やかでいることがとても大切です。ママ友と良好な関係を築くことよりも、自分の心の安定を優先しましょう。

新しいママ友を探そう

それまでのママ友ではなく、同じような経験を持ったママを探すことはとても大切です。

発達に心配があるお子さんの母親向けの、市町村で主催しているセミナーや個人サークルなど、探すと何か見つかるはずです。

先輩ママたちから聞く体験談は、そのすべてがとても参考になります。医師や先生の話とは違い、母親としての経験談はリアルに共感できます。我が子の現状の受け止め方や、お母さんの気持ちの整理の仕方など、ヒントがたくさんあります。

発達障害は生涯に渡って関わっていくものです。子供の年齢が上がるにつれて、ぶつかる問題も変わってきます。その時々に先輩ママの話が聞けるよう、セミナーやサークル活動などを通して情報をキャッチするアンテナを張っておきましょう。

お友達の存在

子供同士の関係

子供は年齢によって、友達との関わり方は大きく違います。

未就園のお子さんでしたらまだ個々で遊ぶ年齢なので、障害のある子もない子も大きな問題はなく同じ部屋で遊べるでしょう。

年中さんくらいになると、友達と自分を比べるようになります。

例えば、多動の子が食事中に椅子の上に立ち上がってしまうと、定型発達の子は、普段からそういった行為はやってはいけないと言われているため、「なんで○○君は立ってもいいの?」などと聞いたりします。

更に年長さんくらいになると、友達との関わりが深くなり一緒に遊びたがります。

例えば、話しかけても返事がなかったり、ゲームに誘ってもルールが理解できなかったりすると上手く一緒に遊べません。

大人の関わり

子供同士の関わりには大人が仲立ちになる必要があります。

椅子に立ってしまう子には座るように促し、いけないことだと示す。それでも座れなければ、いったんその場を離れる。ルールがわからない子には違う遊びを促すなどしましょう。

ここで大切なのは、「障害のある子もない子も、お互いに学ぶことがある。」ということです。

定型発達の子は、いろんな子がいることを知り、時には自分が手を差し伸べることも学びます。障害のある子は、お手本を見ることができて良い刺激になります。

障害のある子供のお母さんは、上手く遊べないことを申し訳ないと思う必要はありません。

お互いの学びの場であると受け取れば、一緒に遊ぶ時間はとても有意義なものになりますから、お互いの大人たちもそういった心づもりで過ごしましょう。

最後に

発達障害は先天的な脳の機能障害です。親がその責任を感じることは一切ありませんし、子供にももちろん何の責任もありません。

ですから、障害のある子もない子も同じようにお友達と関わっていくことが理想です。

ですが現実は、子供同士もママ同士も上手くいかないこともあります。それは努力不足や理解不足ではなく、タイミングが合わないだけです。

時が経ち、子供も大人も成長していく内に上手く関係を築けるときがきます。

どんな場面でも、お母さんは自分を責めたり、ましてや子供を責めることは決してしないでください。

お母さんが楽しくて居心地がいいと思える環境に身を置きましょう。

そうすることが、結果的には子供の発達を促すことにもなります。

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