動物園や子供向けイベントなどで見かける、「動物ふれあいコーナー」。
そこには必ずと言っていい程、モルモットが居ます。
手の上に乗る手頃なサイズ、フワフワした毛並み、黒くてまん丸の目。
可愛い要素がいっぱいのモルモットは、昔からペットとして愛されてきました。
今回は、そんなモルモットの飼育方法についてお話をしていきます。
モルモットって、人間に懐くの?
モルモットは、とても穏やかな動物です。そして警戒心が強く臆病だと言えるでしょう。
優しく接していると、飼い主によく懐きますよ。
時には、猫のように喉を鳴らして喜びを表現したりもします。
また、名前を覚えるので、呼ぶと反応してくれるのが可愛いです。
飼育ケージの選び方
モルモットは、排泄量が結構多いです。
ですから、ケージの形状はシンプルなものにしましょう。
掃除がしやすいデザインでないと、汚れが溜まって不衛生になってしまいます。
大きさとしては、幅60cmで高さは40cmくらいが良いです。
これはモルモット1匹あたりの広さです。
ちなみに、モルモット用という名前で売られているケージはあまりありません。
ウサギ用ケージを使って飼育すると良いでしょう。
モルモットって、何を食べるの?
食事は、1日2回与えるようにしましょう。
モルモットの主食となるのは、モルモット専用ペレットです。
それと牧草、野菜を組み合わせて、毎日与えるようにしましょう。
牧草はたっぷりとあげてください。
モルモットが好きな野菜は、小松菜、レタス、キャベツ、ニンジン、ブロッコリー、大根の葉っぱ、白菜など。
レタスのように水分の多い野菜は、食べ過ぎると下痢になるので注意しましょう。
慣れてくると、野菜を手から受け取って食べてくれますよ。
モルモットにあげてはいけない食べ物があります。
それは、ネギ類、アボカド、チョコレート、コーヒーなど、刺激の強い食べ物です。中毒を起こし、死亡する可能性も!
また、人間の料理を分け与えるのもNG!濃い味付けはモルモットにとって危険です。
ケージに入れる物って、何?
飼育ケージに入れる物を、挙げていきます。
巣箱
安心して睡眠がとれる場所を設けてあげましょう。それが巣箱です。
モルモット1匹がスッポリ入れるサイズが良いです。
巣箱は木製がおすすめ。かじる事で、歯の伸び過ぎ防止につながります。
床材
底には、あすぺん材をおすすめします。
牧草よりも手間がかからず、スギやマツのようにアレルギーの心配をしなくても良いからです。
すのこを敷くのも良いでしょう。
給水ボトル、食器類
水は給水ボトルを使うと衛生的です。
オモチャ
ペットショップに行くと、かじり木や牧草ボールなどが売られています。
モルモットはかじるのが好きなので、そういうオモチャを与えてあげましょう。
最後に
今回は、モルモットの飼育に必要な道具をご紹介しましたが、いかがでしたか?
特殊な道具などは必要なく、どこでも間単に手に入るものばかりです。
飼育を始めたら、2週間ほどは抱っこするのは控えて、ゆっくり過ごさせましょう。
とても臆病な動物ですから、時間をかけて慣れてもらうようにしましょうね。
慣れてきても、スキンシップは1日1時間くらいが限度だと思っておきましょう。