前回の第29回「夢のカリフォルニア」、ロサンゼルスにたどり着いた日本選手団は、リトルトーキョーで大歓迎されました。

ピークを過ぎた高石(斎藤工さん)ですが、出場したい気持ちは強く、夜中にこっそりと練習します。

代表決定レースの結果、ベテラン鶴田(大東駿介さん)は選ばれますが、高石は落選。

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しかし、政治(阿部サダヲさん)の全種目で金メダルを取って日本を明るくしたいという思いを知り、ノンプレイングキャプテンとして前向きにチームに貢献することを決意します。

前回の第29回「夢のカリフォルニア」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

いだてん~東京オリムピック噺~ 第29回「夢のカリフォルニア」のあらすじとネタバレと感想。

それでは、第30回「黄金狂時代」のあらすじと感想です。

ロサンゼルスオリンピック

いよいよロサンゼルスオリンピックが開幕。選手村は活気にあふれていました。しかし河西アナウンサー(トータス松本さん)たちは、アメリカから生中継の中止を要請されます。そこで政治と3人で考えたのが、実感放送です。まずアナウンサーが試合を見る。そして会場から10分ほど離れたスタジオで競技を再現しながら実況し、ラジオで放送するというものでした。実感を込めすぎて、100m走で10秒足らずの競技を1分も実況したといいます。日本ではラジオの前で大盛り上がりでした。

8月7日、いよいよ水泳が始まります。男子100m自由形、宮崎(西山潤さん)は「1種目も失うな!」という政治の掛け声を思い出しながら、号砲と共に飛び込みます。結果、宮崎は堂々の1位、次いで、河石(里中将道さん)、アメリカのシュワルツ、高橋(金森啓斗さん)の順で、日本の大勝利でした。高石は宮崎を「ありがとう、ありがとう」と抱きしめます。

嘉納(役所広司さん)と岸(岩松了さん)はIOCの総会に出席。次の次、1940年のオリンピックには10もの都市が立候補し、日本は完全に出遅れていました。次の開催はベルリンですが、ヒトラーが首相になれば返上する可能性が高く、その次が日本に転がり込むこともありえます。しかし嘉納は「ユダヤ人を公然と差別する男だ。そんなやつのお下がりなど絶対にいらん!」とヒトラーを軽蔑します。日本を敵国と想定した訓練を行うアメリカ軍の大砲が響き、平和なのは選手村の中だけでした。

日本では、マリー(薬師丸ひろ子さん)が水泳を占うと、ダウジングの振り子が大横田(林遣都さん)の写真の上でぐるぐると回りました。「彼きっと金メダル取るわ」と、緒方(リリー・フランキーさん)とマリーが興奮します。

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水泳チーム女子と男子

女子水泳チームの3人は、浴衣を着てホテルの部屋でキャッキャとはしゃいでいました。良い結果が出せるように、お守りをちぎって飲み込むおまじないをします。女子チームは男子と違ってメダルは期待されていませんが、前畑(上白石萌歌さん)だけは平泳ぎの予選を通過し、メダルに手が届く成績を出していました。

一方の男子チーム。小池(前田旺志郎さん)は胸のモヤモヤを先輩の鶴田に相談します。小池は女子を気にしすぎて、調子を崩していました。鶴田は「スポーツで発散するんだ、それがスポーツマンだ!」と説得しますが、小池は「スポーツじゃ発散できないモヤモヤだってあるんです。悩ましい~~!」と悶えます。

場面は昭和36年。腹痛に苦しむ志ん生(ビートたけしさん)…ではなく、『疝気の虫』という噺の稽古をしているところでした。疝気の虫は蕎麦が大好きで唐辛子に弱いのだと、おりん(池波志乃さん)がちいちゃん(川栄李奈さん)に説明します。「疝気の虫には苦い思い出があったなあ~」と志ん生がつぶやきました。

疝気の虫

そして昭和7年の東京、孝蔵(森山未來さん)とおりん(夏帆さん)は壊れたラジオを質屋に持ちこみました。孝蔵は、昔自分が質に入れた羽織がまだ飾られているのを発見。店主は「そいつは売れねえよ」と、古い友人の万朝(柄本時生さん)が毎月金を入れて質流れを防いでいることを教えてくれました。「昔芸人仲間に送ったもんだそうだ。そいつは廃業しちまったが、そのうち戻ってくるから、そしたらまた着せてやるんだと」と言われ、孝蔵は無言になります。

孝蔵とおりんは、万朝の寄席にこっそりやってきました。万朝の『疝気の虫』は虫を演じる様がユーモラスで、お客に大受けです。

一方ロサンゼルスの選手村では、大横田が腹痛で苦しんでいました。カクさん(皆川猿時さん)が「食事は私が徹底的に管理して、それ以外は口にしていないはずだ!」と言うと、政治が「あっ」と慌てて牛鍋をたらふく食べさせたことを白状します。その上、大横田は4、5

日前から熱があって腹を下していたのです。「痛い!痛い!痛い!!」とのたうち回る大横田に、薬を飲ませました。

大横田の腹痛に、『疝気の虫』がオーバーラップ。「疝気の虫がパア~っと飛び出した!」というセリフと同時に、大横田が起き上がって「治った。治まりました、いけます」と言います。すると野田コーチ(三浦貴大さん)が「大変です!今度は前畑が腹痛いって…」と報告。カクさんが「何が起きてるの、ねえ!」と慌ててホテルに向かいました。前畑の腹痛は、お守りをちぎって飲み込んだことが原因です。「薬を飲ませろ!」とカクさんが怒鳴りました。

万朝の落語がクライマックスに。奥さんが唐辛子を水で飲み込んで、虫が驚いて「おーいみんな、逃げるぞー!」と小走りに退場し、お客が大爆笑。孝蔵はそれを、苦々しい顔で見ていました。孝蔵はすぐに万朝の楽屋に行って「負けた…打ちのめされた。弟子にしてくれ!」と額を畳にこすりつけました。そして万朝の口利きで師匠に詫びを入れ、柳家甚語楼という名前で再出発することになります。

リレーと自由形

そして日本水泳チーム。大横田は胃腸カタルと診断され、安静を言い渡されました。明日はリレー、明後日は400m自由形の決勝です。大横田が出ないとすると…鶴田は「おいみんな、大事な人を忘れてないか?勝っちゃんよ」と、高石を推しました。政治も「大横田を休める意味でも、ここは勝っちゃんが適任だ!」と言いますが、カクさんが反対します。「タイムがすべてです。1種目も失わないんでしょ、全種目制覇して、日本を明るくするんじゃないですか」と言うと、政治は「すまん…どうかしてた」と、リレー自由形は横山、400m自由形は大横田に決定します。

カクさんの英断が功を奏し、リレーは日本が圧勝。排日ムードただよう現地の新聞でさえ、夕刊トップで報じます。そして次の日、400m自由形決勝。「200m、300m、ついに並んだ大横田2位!」と実感実況が盛り上がり、残り50m。大横田は体が崩れ、横山と同時に3位でゴールします。全種目の制覇はできませんでしたが、オリンピックレコードを達成する素晴らしい泳ぎでした。大横田はラジオで「試合に出られない者もある中で、自分は恵まれていました。肝心な時に期待に応えられず…すみませんでした」と、嗚咽を漏らします。そこに日本の緒方から「マリー曰く、大横田は大勝利」と電報が届き、政治は「占いババアめ…」と、はるか彼方を睨みつけました。

次回は、第31回「トップ・オブ・ザ・ワールド」。

いだてん~東京オリムピック噺~ 第31回「トップ・オブ・ザ・ワールド」のあらすじとネタバレと感想。

女子200m平泳ぎ決勝で、前畑は懸命に泳ぎます。

「日本人だと言うだけでどれだけ肩身の狭い思いをしたことか」と、涙で訴える老人。

そして鶴田の出番となり、「やるか…老体に鞭打って」と気合を入れます。

水泳日本が、快挙を成し遂げます!

ロサンゼルスオリンピック編も大詰め、次も楽しみです!



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