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いだてん~東京オリムピック噺~ 第43回「ヘルプ!」のあらすじとネタバレと感想。

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前回の第42回では、政治(阿部サダヲさん)は代々木の選手村を諦めきれず、平沢(星野源さん)に交渉を依頼。

結果、アメリカは60億を要求してきました。

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代々木に放送局を作ってオリンピックの鮮明な映像をお茶の間に届ければカレーテレビが売れる、60万円が1万台売れれば60億になる!と池田総理(立川談春さん)を説得し、土地を手に入れることに成功します。

前回の第42回「東京流れ者」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第43回「ヘルプ!」のあらすじと感想です。

目次

オリンピック宣伝部長

昭和37年、2年後のオリンピックへ向けて首都高環状線や新幹線の突貫工事が進みます。しかし国民の盛り上がりはいまひとつ。そこでオリンピック噺をテレビ寄席で披露していた五りん(神木隆之介さん)に白羽の矢が立ちました。

オリンピック宣伝部長になった五りんの仕事は、テレビを通じて東京オリンピックの準備の様子や選手の声をお茶の間に届けること。日紡貝塚の練習所で取材し、鬼の大松(徳井義実さん)にボールを当てられてしごかれる様子がテレビで放映されました。師匠の志ん生(ビートたけしさん)は、番組を見て「ハハハ…」と笑います。

聖火リレー踏査隊の森西(角田晃広さん)は、そのまま聖火リレー係になってコースの選定を行いました。ギリシャを出たあと飛行機でイスタンブールに。ベイルート、テヘラン、インド、バンコク、マニラ、香港、台湾と空路で回りながら、それぞれの国で聖火リレーを行い、そして占領下の沖縄に上陸…米軍と交渉して特例を認めてもらう予定です。国内は鹿児島、広島、大阪名古屋、そして東京を目指すコースに決定しました。

モスクワIOC総会

そんな中、ローマオリンピックのスター・アベベが来日し、オリンピックムードを盛り上げました。すっかりおじいちゃんになったハリマヤの店主・黒坂辛作(三宅弘城さん)は、震える手でアベベの足型を取り、出来上がったカナクリ足袋をプレゼントします。

政治の元に、かつての同僚で今や農林水産大臣になった河野一郎(桐谷健太さん)がやってきて、組織委員長の津島(井上順さん)を辞めさせようとしていることを咎めました。しかし政治は、津島を更迭するという意見を出したのは河野であると川島(浅野忠信さん)に聞いていたため、お互いびっくりします。2人共、川島の政治的寝技に引っかかっているのです。

政治は恒例のIOC総会に出席するために、モスクワに飛びます。女子バレーを正式種目にする最後のチャンスに、平沢は「世界的に女子の球技が盛んになっています。いい機会ではないでしょうか?」とスマートに演説。女子バレーでメダルを狙うロシアの賛同もあり、正式種目に決定しました。そして日程は多数決で、暑さを避けた10月に決定します。

モスクワ帰りの政治はバー・ローズにやってきて、河野と落ち合いました。留守中、川島が津島下ろしの首謀者は田畑だと記者に吹聴して回り、津島派の議員が怒り心頭だといいます。河野は「川島は政治が好きなんだ。政治をやっているときが一番高ぶる、そういう男だ」と、川島を分析。政治は「おれだって元政治部だよ。川島の寝技なんかに屈するかよ」と、強気です。

川島の陰謀

8月、ジャカルタで4回目のアジア大会が行われます。インドネシアは自国の発展を世界に示そうと、国を挙げて準備を行っていました。

しかし大会直前、インドネシアは政治的な理由から台湾とイスラエルに入国ビザを出していないことが発覚。スカルノ大統領(ルトフィ・バクティヤルさん)は中国やアラブ諸国と親密で、そちらに配慮したのです。政治や津島は、重大な憲章違反を犯したインドネシアに対し大会に参加するか迷いますが、報道はデマだというインドネシア政府の言い分を信用して、予定通りに出発することにしました。しかし出発後、イスラエルはインドネシアに猛抗議します。IOCはアジア大会を非公式とし、参加した選手を罰すると通達しました。

各国選手たちがジャカルタに到着し、インドネシア政府に台湾とイスラエルの参加を求めますが、政府は回答を先延ばしにするばかり。日本国内の世論はボイコットに傾いていましたが、252人の選手が参加する日本が引き揚げてしまえば、大会は成り立ちません。東や津島はどうすればいいのか悩みますが、意見はまとまりませんでした。政治は「何かおかしい」「我々が日本を発つのを見計らったように不正が明らかになり、ジャカルタに着いた途端、国際陸連が大会に出るなと言い出した。これは…何か裏があるよ!」と怪しがります。

参加か、不参加か

結局、結論が出せないまま開会式の朝を迎えると、暴徒がホテルに押し寄せてガラスを割って乱入してきました。彼らは「中止にさせるか!」「何年もかけて準備してきた大会を、潰す気か!」と叫んで、日本人に襲いかかろうとします。すると通訳のアレン(エドワルド・マナル)が、襲いかかってきた男を見事な一本背負いで投げ飛ばして「サカラワズシテカツ!」と言いました。アレンは「日本人はおれ達の味方だ。中止にならないよう、必死に考えているんだ」「ココにいる人達はいい人だ。邪魔をしないでくれ」と、インドネシアの言葉で説得します。東が「まるでまーちゃんみたいだな」というと、政治は「いや、嘉納治五郎だよ。インドネシアの」と、感心しました。

日本に残った岩田(松坂桃李さん)と鶴さん(皆川猿時さん)は、新聞が「日本が出場すれば、西側は東京オリンピックをボイコットするだろう」と問題を大きくして、政治問題にすり替えていることに気づきます。開会式3時間前、政治は迷っていました。政治とスポーツは別と言っても、東京オリンピックに影響するのではと心配だったのです。

一方、川島もインドネシア入りして、スカルノ大統領と面会していました。スカルノは川島に立派なホテルができたと礼をいい、川島は「JOC幹部が参加、不参加で揉めていますが、ご心配なく。すべて任せて下さい」と言って、ロブスターにかぶりつきます。黒幕は川島だったようです…。

ホテルで政治と津島が揉めているところに、川島がやってきました。「何だ、何だ、え?どうした仲間割れか?どっちでもいいから早く決めましょうよ」と横柄に言うと、政治はあっさりと「だったら、中止、中止!」と、ホテルから出ていくふりをして「と言ったらさぞかし困るでしょうな。スカルノ大統領とズブズブの関係にあるオリンピック大臣は」とニヤリとしました。田畑政治VS川島の対決、参加・不参加どちらを選んでも泥沼の状況で、政治に勝ち目はあるのでしょうか…。

次回、第44回は「ぼくたちの失敗」。

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「参加を決めたのは私ではない、田畑くんね」と記者に吹聴する川島。新聞は「戦犯は誰か?」と政治をやり玉に挙げました。

「どこで間違えた、おれのオリンピック」と、追い込まれた政治は絶体絶命となり事務総長の地位が危うくなります。

「やりたいんだおれは、辞めたくないんだよ!」と記者の前ですすり泣く政治…どうなるのでしょうか?

次回も楽しみです。

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