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マツコの知らない世界「マネキンの世界」のネタバレと感想とまとめ。

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2019年4月30日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。

今回は、「あんこの世界」と「マネキンの世界」の2本立てでした。

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その中から、「マネキンの世界」についてまとめました。

「あんこの世界」は、こちらをご覧下さい。

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目次

出演者・オープニング

出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、63年間マネキンを作り続ける男とその教え子、欠田誠さんと中村道彦さん。

お二人が登場すると、「えっ!お若くない!?」と驚くマツコさん。

63年間作り続けた欠田さんは、御年84歳。とてもオシャレでお元気なので若く見えましたね~。

一方となりの中村さんを見て、「逆にお前が年齢不詳だわ」と、今日のイジリ担当は決まりました(笑)

かつては、有名デパートでマネキンが沢山飾られていましたが、最近は通販の普及などでその製造数は年々減少しているそうです。

そんな中、「マネキン業界を再び盛り上がれ!」と、マネキン愛に溢れる2人が、その歴史や新常識を紹介していきます。

欠田さん、中村さんの職業は、マネキンの元となる型を粘土で作る「原型師」という職業だそうです。

「原型師」という職業、初めて聞く人も多いですよね、きっと。

欠田さん曰く、「日本人は原型師に向いている」そうです。

なぜかというと、機械で大量生産しているのではなく、マネキンは一体一体手作りをしているからなんです。

  1. 原型を元に強化プラスチックを張りこむ
  2. 各パーツw組み合わせる
  3. 最後にメークを施す。

と、各手順の“達人”が仕事して作っているそうですから驚きですね。

と、ここでお二人のプロフィール紹介。

欠田さんは、京都市立美術学校(現京都市立芸術大学)で彫刻を学び、マネキン会社に就職。

その後、海外でのマネキン制作や超有名ブランドの指名も受け、これまで400体以上のマネキンを製作。

現在は退職し、個人でマネキンを製作しているそうです。

一方中村さんは、多摩美術大学で彫刻を学び、マネキン制作会社(アップル)に就職。26歳で欠田さんと出会い指導を受け、現在までも200種類以上のマネキン原型を製作。

二人とも、大学で彫刻を学んできたというのを聞いて、マツコさんも「やっぱりそういう方が作ってるのね」と納得していましたね。

中村さんは、職業病というか抜けないクセがあるそうで、なんとそれは「(街中でも)マネキンと同じポーズをしちゃう」「マネキンの服を脱がして、どういう形になっているか見たくなる」ということ。

マツコさん思わず、「やっば~い」と引き気味、(笑)

一方欠田さんも、マネキンの左右の手が違ってたら、そっと直したりしてしまうそうです。

とにかく二人ともマネキン愛に溢れていて、マネキンのことが気になってしまうんですね。

とここで、まずは見てもらおうと、三体のマネキンが運ばれてきます。

マツコさんがまず注目したのは、胸像の女性マネキン。

「ほんとリアルね」と驚くように、まるで生きている女性のような表情。

それもそのはず、実はこのマネキンは「目を開けて型をとった」“スーパーリアルマネキン”と言われるもので、モデルとなった女性が本当にいるのです!

顔はもちろんなんですが、マツコさんがもっと注目したのは、「腰からお尻にかけての曲線がスゴイ」とのこと。

思わずカメラマンを引き寄せ、「ここから撮って!」「ほぉ!ほぉ!ほら!」と興奮していました、(笑)

続いては「MAYLEE(メイリー)」と言われる、女性らしいポーズで下着や水着のディスプレイに向いているマネキン。

顔が他のマネキンより少し大き目に造られているので、表情から引き込まれやすいそうです。

次は、マツコさんが「キュンキュンしちゃう」というゴルフ用品の男性のマネキンで、これは中村さんの作品。

一般的なマネキンは、男性はそのブランドのMサイズ、女性は9号に合わせて制作されることが多いのですが、このマネキンは“スポーツマネキン”と言われ、その規格からはずれ、迫力を出すために筋肉質にして大き目に造ったそうで、かなりガタイが良いマネキンに仕上がっています。

時代の映し鏡 マネキン進化の歴史

マネキンは、時代の流行を映しているそうで、その歴史を紹介していきます。

大正~ 憧れマネキン時代

大正時代は、フランスからロウで出来た一体400万円ほどするマネキンを輸入していたそうです。

ただロウ製なので、船の中で溶けてしまうことも多く、島津製作所がその修理を手掛けながら、人体模型製作で培った技術を元に、マネキン制作を開始したそうです。

そして紙製のファイバーマネキンを作りだし、値段は1/5になったものの、まだまだ高価で、高級百貨店で主に使われていた時代です。

昭和20年代~ ハンガーマネキン時代

高度成長期時代に、ファイバーマネキンから強化プラスチックマネキンに代わり、コストと手間が一気に軽減でき、百貨店で大量のマネキンをディスプレイしていた時代。

お客さんはマネキンから服を脱がして買っていったそうですよ。

昭和42年 ツイギ―がマネキンに革命

ツイギ―が来日したことでマネキンに革命が起こったそうですが、マツコさんは「日本のファッション自体も変えた」と言い、欠田さんも「女性の生き方も変えた」と言うほどの衝撃をおこした人物の来日だったんですね。

それまでは脚を見せることがなかった日本女性が、ツイギ―のミニスカートに憧れて脚を出すようになったため、

マネキンもよりプロポーションの良いものが必要となったそうです。

昭和50年代~ ディスプレイマネキン時代・スーパーリアルマネキン時代

その後、マネキン自体が強く主張する時代に入り、スーパーリアルに表現されたマネキンが出てきます。

それを実証した人が、まさに欠田さん!!

目を開けた状態で型を取る方法に携わり、自身のマネキンを作り、その写真を紹介してくれました。

若い頃の欠田さん、とっても雰囲気があってかっこいい!

マツコさんも思わず「モテたでしょ~!!」と言うと、「まあ、元気はありましたよ」とまんざらでもない様子。

日本を代表する芸術家、岡本太郎さんもその型どり技術に興味をもち、全身型とりをしてマネキンを作ったそうです。

他にも、欠田さんが開発に携わった技術で、フランスではジェーン・バーキンがマネキンを作り、それをダリが購入したりと、欠田さんは世界的に活躍していたんですね、すごい!

平成~ 徐々に需要が少なくなっている

そして最近では、マネキンの需要が少なくなってきているそうで、各マネキン会社が色々と工夫を凝らしてきているそうです。

続いて、マネキンの顔で歴史を振り返ります。

昭和29年頃にはオードリー・ヘプバーン、昭和31年頃にはマリリン・モンロー、その後はスーパーモデルの要素など、当時憧れの存在だった人たちの要素がマネキンの顔に取り入れられていたようです。

そして最近では、ティーンブランドで藤田ニコルさんや桐谷美玲さんの特徴を取り入れたマネキンが使われるなど、新しいリアルマネキンの傾向もあるそうです。

明日見に行きたくなる!最新マネキン事情

平成に入りマネキン需要が減ったことで、各社が工夫を凝らして新しいスタイルも出てきたようです。

マネキン愛溢れる中村さんが、「自社のだけでなく、色々なマネキンを紹介します」というと、マツコさんも「男を見せたわね~」と冷やかします(笑)

新しいスタイルの一つ目としては、以前は理想のスタイルだったマネキンに「親近感」をもたせたタイプ。

例えば、メタボ系のちょっとお腹が出たマネキン。

マツコさんはそのお腹を触りながら「嫌いじゃないわ~」と嬉しそう、(笑)

他にも、高齢化社会に向けたお爺ちゃん&お祖母ちゃんのマネキンなど、より身近なマネキンが出てきています。

もう一つは、本来服を目立たせるためのマネキンが、それ自体の存在感を主張するタイプ。

紹介された全身黒のマネキンは、唇の色を20色に変えられるオシャレなもの。

マツコさんは気に入ったようで、「欲しいコレ~」と言って、気に入っていましたね。

そしてもう一つの方法は、これまで佇んでいただけのマネキンが、チームプレーなどで主張しているタイプ。

例えば、「パルクールマネキン」と呼ばれるマネキンは、ジャンプしたり身体を横に向けたりして躍動感を表しているタイプ。

スポーツブランドはもちろん、例えば横浜そごうでは、紳士服の伸縮性をアピールするために使ったり、色々な使い方をしているそうです。

他にも、子どもを肩車している親子マネキンで、親子のコーディネートを演出したり、最近の草食系の男性をイメージした細目のマネキンでリアリティを出したり、と色んなタイプがあります。

そんな中から、マツコさんは若い男性のマネキンが気になる様子。

「この人助けなくていいの?」と言う様に、渋谷や原宿で疲れて休んでいる若者のようにも見えるマネキンに、思わず「そう捨て鉢になるなよ、いい事あるから」とまで声かけていましたね、(笑)

夢のマツコマネキン登場!

最後は、お二人が一度はやって見たかったという「マネキンをマツコさん風にメークする」を実践してくれました。

よくあるのは、マツコさんに体系や服装などを似せるタイプなのですが、今回はもともとある男性マネキンにメークを施して、マツコさんに寄せていく、というやり方。

なので、体系などは一般的な男性マネキンのまま。

いざオープンしてみると・・・

マツコさん、「ちょっと無理があったと思う」とボソリ・・・(笑)

確かに、メイクだけでガラリと雰囲気は変わったんですが、やっぱりマツコさんのトレードマークというか、らしい体系がないと、“マツコ風”には難しいのでしょうか??

マツコさんは、「今日、師匠が出てくれたことがすごく大きい」というように、マネキンを作り出す方が作家として存在することに、奥深さを感じたようですね。

最後に

マネキンは、洋服をただディスプレイするものではなく、その時代の流行や憧れも映し出しているんですねー。そして、原型師という職業に脱帽です。今度じっくりマネキンを見てみましょう。

今回は、「あんこの世界」と「マネキンの世界」の2本立てでした。

「あんこの世界」は、こちらをご覧下さい。

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