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マツコの知らない世界「ウィキペディアの世界」のネタバレと感想とまとめ。

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2019年9月3日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。

今回は、「カニカマの世界」と「ウィキペディアの世界」の2本立てでした。

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その中から、「ウィキペディアの世界」についてまとめました。

「カニカマの世界」は、こちらをご覧下さい。

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目次

出演者・オープニンニング

出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、日本語版ウィキペディアの記事作成・編集するウィキペディアン、さえぼーさん。

登場したのは、おっとりとした可愛らしい女性。

マツコさんは、「年齢不詳!高校生から40歳まである」と興味津々(笑)

ウィキペディアについて、マツコさんは「何かを調べるのではなく、ウィキペディアを読むのが好きな人は相当数いると思う」と感じているようです。

それは、さえぼーさんも同感のようなんですが・・・リアクションが薄いから分からない・・・(苦笑)

そんなさえぼーさんを見て、マツコさんは「自分で自分の可愛さに気付いていないタイプ」「私結構そういう女性好物なんで」と嬉しそうです(笑)

さえぼーさんによると、「日本人は世界で2番目にウィキペディアを見ている」というのです。

現在304言語版ありますが、日本からのアクセス数はアメリカに次いで多いとか。

その理由は、「話題の事柄は知っておきたい」という文化・国民性だから、と言われています。

例えば、2018年に多かった検索ワードを挙げると、

米津玄氏、大坂なおみ、中村倫也、今日から俺は!!、半分、青い。ポプテピピック、等々

NHK朝の連続小説『半分、青い。』は毎日放送され、毎日更新されるので、閲覧数が上がるそうです。

マツコさんは、この中で「ポプテピピック、存じ上げないんですけど・・・」と気になり、早速ウィキペディアで調べてみることに。

2018年閲覧数15位の『ポプテピピック』とは、四コマ漫画とアニメで、放送される度に更新されるので閲覧数が伸びたとか。

マツコさんは、調べるほどに気になった様子で、「帰ったら即行どうにかします」と言っていました(笑)

さえぼーさん曰く、日本のウィキペディアの特徴の一つに、コアなファンを持つアニメや漫画の記事が多いそうです。

ここで、さえぼーさんのプロフィール紹介

本名、北村紗衣さん、ウィキペディア利用者名はさえぼーさん、年齢36歳。

武蔵大学人文学部准教授で、普段はシェイクスピアや演劇を教えているそうです。

2009年留学し、イギリスでウィキペディアに出会います。

奨学金で留学していたため、「その分くらいは社会貢献をしよう」と記事作成を始め、これまで291の記事を書いています。

代表作は、『毛皮のマリー』『ふらんす』『「オブ・ザ・デッド」で終わる作品の一覧』など。

マツコさんが気になったのは、「オブ・ザ・デッド」で終わる作品の一覧。

なんと、映画やドラマなど全部で117作品もあるそうですよ。

マツコさんは改めて、「これを無償でやっているのがすごいね」と言うと、さえぼーさんは「無償どころか、お金が出ていく一方」というのです!

例えば、学術論文をコピーする費用や、図鑑を自分で買う人もいるそうで、もはや「趣味の粋」だそうです。

普通の辞書にはないユニークな題材は「珍項目」と言われ、現在292本あります。

例えば、「パンツ一丁」「激おこぷんぷん丸」「お姫様だっこ」「5秒ルール」など。

実際「お姫様だっこ」の項目には、「介護とだっこ」「サブカルにおけるお姫様だっこ」といった項目があり、

実用的な側面から、ロマンチックな側面まで総合的に書かれているのがウィキペディアにとって重要な点だそうです。

全てがボランティア!ウィキペディアンのマル秘生態

ウィキペディアは誰でも記事をアップできますが、実は正しい記事を“無償で”作ったり修正したりする人達、通称「ウィキペディアン」がいるのです。

そんなウィキペディアンの苦悩として、「荒らしがしょっちゅう発生して、イタズラが書かれる」ということ。

例えば、昨年「高輪ゲートウェイ駅」が発表された時は、35分間で荒らされまくったそうです。

駅名発表される前から、『品川新駅』という項目名で記事は存在していたのですが、新駅が発表され1分後くらいには『高輪ゲートウェイ』に更新。

その後59回も(!?)も更新され、そのほとんどがイタズラだったとか。

マツコさんは「(イタズラの人も)駅名発表を待っていたんだね」と想像します。

その後、ベテランユーザーしか編集できない「半保護」モードにされたそうですよ。

ウィキペディアには、このように「半保護」したり、記事の削除や荒らしをブロックしたりする「管理者」という人も存在するそうです。

とはいっても、日本には財団支部はなく、運営しているのは全てボランティア!

これにはマツコさんも、「えーっ!!」と声を挙げて驚き、しみじみと「そう考えるとありがとね」と、さえぼーさんに伝えていました(笑)。

また、ウィキペディアでは「妖精さん(ウィキペディアン)の草取り」と言われる地道な作業があるそうです。

それは、初心者の記事をこっそり修正する作業のこと。

ウィキペディアには「初心者をいじめない」という決まりがあるのですが、レイアウトが崩れていたり、決まりに従っていないものがあるので、“こっそり”修正するそうです。

他にも「死神」と言われる、有名人の死亡日をプロフィールに反映する人や、マツコさんが以前聞いた「企業の新社屋を撮りに行って、いち早く載せる人」など、地道な作業を沢山のボランティアがしているんですね。

そして先日、えさぼーさんと他のウィキペディアンとのオフ会を開催したので、その様子を紹介します。

現在ウィキペディアンは400人ほどいるそうですが、今回は、のりまきさん、キャンベルさん、らっこさん、Ohgiさん、Swaneeさんが参加しました。

本職は、さえぼーさんのように大学教員から、会社員、兼業主夫までバラバラ。

中でも、記事数で右に出るものはいないSwaneeさんは、これまで600本書いているベテラン。

ポチ (北海道犬)」「浅草花やしきの象」などがあり、中でも超有名記事なのは、3~4年前に、執筆期間4カ月かけた、「ツァボの人食いライオン」。未だに1日100件ほど読まれているとか。

また、記事を書き始めて14年のベテラン、のりまきさんは、これまで「日立鉱山の大煙突」「高尾山古墳」などを書いていますが、最近悩みが・・・

一条さゆり」というストリッパーの記事を書こうと思って資料を集めたそうですが、その資料も偏っていてどう書いて良いかお手上げ状態。そのため、家にはストリッパー資料が山ほど積んであるとか(笑)

最もウィキペディア歴が浅い、大学教員のキャンベル・アーリーさんは、「何をやったらいけないのが、まだ分からない」と悩みがあるそう。

ただこの方、さえぼーさんの“つれ合い”で、教えて貰いながら書いているそうですよ。

さえぼーさんは、大学で研究者や翻訳者などに、ウィキペディアの書き方を教えるイベントをしていて、そこに参加してから、キャンベル・アーリーさんはハマってしまったそうです。

また、管理者の”元“の方と“現”の方も参加していて、「社会的に注目を集める出来事の記事は、荒らされることが多くて、大変苦慮しております」とのこと。

管理者の人は、荒らしを常に監視しなくてはいけないので、結構大変そう・・・・

マツコさんも思わず「それ趣味!?」と言っていましたね(笑)

より便利に!知って得するウィキペディア活用法

さえぼーさん曰く、ウィキペディアのメインページにアクセスすれば、2倍も3倍も楽しめるそうです。

ただマツコさん、「この画面見ている人いないと思うよ」と言うように、みんな知らないですよね・・・(笑)

メインページには、「今日の一枚(写真)」や、ウィキペディアンの投票で決まる「秀逸な記事」が掲載されています。

この「秀逸な記事」の目印は、金の星マーク。

情報源の出典がはっきりしていて、信頼性が高い記事と言われています。

日本語版ウィキペディアには、現在116万本の記事がありますが、その中でたった88本!

他に「良質な記事」というのもあり、こちらは青の星マークで、たった1474本!

ウィキペディアを読み物として楽しむには、これら星のついた記事がおススメだそうですよ。

“秀逸な記事”から、さえぼーさんがおススメするのは、

讃岐うどん」「姫路城」「チンドン屋」「ばね」「ナリタブライアン」「三島由紀夫」など。

“良質な記事”からは、

渋谷スクランブル交差点」「食品サンプル」「恋人たちのクリスマス」「伊能忠敬」など。

この中からマツコさんが気になったのは「地方病(日本住吸血虫症)」。

「全然しらない」と、興味津々です。

実はこの記事、日本語版ウィキペディアで一番有名な記事だとか。

地方病とは、明治時代に山梨県で猛威を振るい、昭和50年代に急激に減少した病気の事で、「すごく長い!」記事なんです。

出典の数は305もあり、非常にしっかりと書かれていて読み応えはたっぷりです。

さえぼーさんは、ウィキペディアの記事を書くようになってから、普段の暮らしの中で、ふと美味しい物に出会うと、記事の有無を調べ、無かったら「よし書こう!」となるそうです。

マツコさんは、「普通、記事書くのは面倒臭いと思うけど、書きたい人には面倒臭くないんだね」と、改めてウィキペディアンたちの“趣味”に感慨深けでしたね・・・(笑)

最後に

ウィキペディアは検索して見るばかりでしたが、読み物としても楽しめるんですね~。「ツァボの人食いライオン」は興味があります。いつか一本くらいは自分で記事も書いてみたいものです(笑)

今回は、「カニカマの世界」と「ウィキペディアの世界」の2本立てでした。

「カニカマの世界」は、こちらをご覧下さい。

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