2017年10月24日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。

今回は、「ホットケーキミックスの世界」と、「良い子が育つ怪獣の世界」の2本立てでした。

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その中から、「良い子が育つ怪獣の世界」について、まとめてみました。

「ホットケーキミックスの世界」は、こちらをご覧下さい。

出演者・オープニング

出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、50年間怪獣と共に歩んできた男、原坂一郎さんです。

原坂さんはまず、怪獣がただの悪者だと思っている人に伝えたい、「良い子が育つ怪獣の世界」と、テーマを訴えます。マツコさんも、怪獣については、悪いイメージでではないようで、“怪獣は色んなものを背負って生まれてきている”と、理解を示していました。原坂さんも、怪獣には、教訓や教えられるべきものが、たくさん含まれていると話します。今や、大学の授業で、扱われているくらい、テーマを持った怪獣が多いそうです。

マツコさんが子供の頃に見ていた怪獣は、ウルトラマン80や、宇宙刑事ギャバン・シャリバン・シャイダー。太陽戦隊サンバルカン、電磁戦隊デンジマンなどがいます。

今書店では、様々な育児書や教育本が、大ヒットしています。しかし、怪獣のストーリーこそが、子育てに活かせると話す、今回の案内人が、原坂一郎さんです。子供の頃から、怪獣映画を自作の本にし、テレビにも特集された、全てを知り尽くした怪獣マニアです。今回は、ヒーローに倒されるだけじゃない!見るだけで良い子が育つ、怪獣の世界が、明らかになります。

まずは、怪獣の教訓として、典型的なものがあると言います。紹介したのは、ウルトラマンに出てくる《ピグモン》です。注目ポイントは、子供たちに訴えかける結末だそうです。ピグモンの動きを、再現してくださった原坂さんですが、可愛さが全く伝わらず、ヤバいおっさん呼ばわりされてしまいました。

シリーズ最高視聴率42.8%を記録した、ピグモンの回。人間に友好的な怪獣、ピグモンは、親切にも、怪獣の出現を科学特捜隊に知らせ、協力して倒すことになりました。しかし、隊員の一人、イデが自分の任務に迷いを持ち、戦いの中でも、ウルトラマンに頼り続けてしまいます。ここでの、ウルトラマンの出現は、イデの為にならないと、ハヤタは変身をためらいますが、敵が攻撃を仕掛けようと向かって来ると、ピグモンは敵の怪獣の視線を惹きつけ、おとりになってくれました。すると次の瞬間、なんとピグモンは、一撃で相手に倒されてしまったのです。そんなピグモンの姿を見た、ハヤタは、「恥ずかしいと思わんのか!」と厳しい言葉をイデに浴びせ、それに目を覚ましたイデは、ウルトラマンと協力し共に、敵を倒すことが出来たのでした。

怪獣を倒し、大喜びする隊員たちのラストシーン。しかし、本当の結末はここから!ハヤタは、「英雄はここにもいるぜ」と、死んでしまったピグモンを抱きかかえ、怪獣を倒す喜びだけで終わらない結末が、ウルトラマンにはありました。

そんなピグモンが、教えてくれた教訓は、“置かれた場所でベストを尽くそう”です。頼りたくなる状況で、人間は自分の存在感を見失ってしまいます。しかし、大変な状況でも、精いっぱい頑張ること。それでこそ、周りも力を貸してくれるという、意味がこもっていると言います。

ここで、原坂さんのプロフィール紹介。50年怪獣と共に歩んできた、怪獣博士・原坂さんは、元保育士で、関西初の男性保育士です。当時は珍しかったでしょうね。

幼少期は、泣き虫でしたが、映画《モスラ》を見て、治ったそうです。怪獣は、強い・大きい・カッコイイと、自分にないものを持って、憧れたんだとか。現在では、「怪獣にひけを取らないくらいの殺傷能力」と、マツコさん。原坂さんの圧がスゴイと、タジタジで、「ご近所で有名なんだろうな」と言うと、原坂さんも満更でもなさそうなリアクションでした。

そうして、怪獣オタクになり、10歳で、とんな怪獣でも20秒で書ける特技を習得します。さらには、“ちびっこ怪獣博士”として、テレビに出演していました。

マツコさんリクエストの、快獣ブースカを描いてみることに。絵はお上手ですが、20秒は超えてしまっていました。

快獣と共に、人生を歩んできた原坂さんのご自宅もまた、怪獣ハウスだそうです。今回は、神戸にあるお宅に、お邪魔させていただきました。

やってきたのは、原坂さんの自宅兼事務所です。登場した原坂さんは、ウルトラセブンに出てきた、ウルトラ警備隊のコスチュームを着て、お出迎えしてくれました。

早速、自慢の2階へ案内してもらうと、数多くのフィギュアの展示がありました。元々、自宅を改造して、事務所を作った原坂さんが、50年かけて集めたコレクションが、所狭しと並んでおり、500体の怪獣フィギュアや、50年前のマンガや雑誌が、300冊以上!中には、現在10万円で取引される、幻の雑誌もありました。雑誌のイラスト投稿コーナーに、載ったこともあるそうです。

ここで、どうしても見せたい、特技があるという、原坂さん。なんと、目隠しをして、触るだけで、どの怪獣かが分かるというのです。原坂さんはもちろん全問正解で、さらに奥さまや娘さんも、見事に目隠しで当てていたから、凄いです。原坂さんの英才教育により、なんと家族全員が怪獣マニアに。その影響からか、17歳の娘さんは、今でも原坂さんと、腕を組んで歩くことがあると言います。仲いいですね~。

今回、お宅訪問の時に着ていたコスチュームは、裁縫が得意な方に手作りしてもらったそうで、完成した時は嬉しくて、着たまま街を歩いたそうです。ちょっと変態入ってますね。

教科書に載せたい学べる怪獣

学校で、1つの教科にして欲しいぐらい、学べるところがたくさんあるという、怪獣ですが、その代表として、ウルトラマンに出てくる、《高原竜ヒドラ》を挙げます。この怪獣の、学べる教訓は、“怪獣より恐ろしいモノは、身近にある!”です。

どういうことかというと、ある日、科学特捜隊に現れた、一人の少年が、「公園にヒドラが暴れるよ」と伝えに来ると、告げたとたんに消えてしまいます。その予言通り、突如ヒドラが出現。暴れまわります。しかし、ターゲットは車のみ。そんな中、衝撃の事実が明かされます。ヒドラの出現を教えてくれた少年は、なんと半年前に車のひき逃げ事故で、命を落としていたのです。

実はヒドラとは、少年がよく描いていた、大好きな怪獣で、少年の無念を晴らすかのように、実物となって出現したヒドラは、自動車のみを襲っていました。

そんなヒドラを退けるべく、激しく戦うウルトラマン。と、その時!なんと、ヒドラの背中に少年の姿が見え、それに気付いたウルトラマンは、戦うのをやめたのです。意図的に敵を倒さない、ウルトラマンの貴重な回となりました。

当時車は、走る凶器と呼ばれ、大問題になっていました。原坂さんは、快獣とは、社会への警鐘が含まれていると言い、例えば《ゴジラ》は、ビキニ環礁の水爆実験を反対するメッセージが込められていました。また、《ヘドラ》は、1970年代のヘドロ公害を受けて、警鐘を鳴らし、《ダストマン》は、夢の島ごみ問題(東京ごみ戦争)と、ごみ処理問題について、警鐘を鳴らしていました。

そして、次に紹介した、《ペロリンガ星人》は、宇宙人ですが、サイケデリックでおしゃれな怪獣でした。注目ポイントは、異様なラストシーンです。数々のウルトラマンシリーズを手掛けていた、実相寺監督は、変わった作りが多かったそうです。今でも語り草になっている、哲学的なお話が、多かったと言います。

その複雑な余韻が残る、ラストシーンとは?星空を眺めるのが大好きな青年が、いつものように望遠鏡を覗くと、大量の円盤を発見します。地球に迫る危険を知らせた青年ですが、ウルトラ警備隊に、信じてもらえません。その後、再三にわたり、円盤の存在を警告するも、誰からも相手にされず、落ち込んでしまいます。

すると、青年の前に、ペロリンガ星人が!その後、青年の報告が、正しいと認められ、ペロリンガ星人は撃破されたのでした。しかし、子供たちに訴えかけるのは、この後のシーンです。第一発見者である青年は、英雄扱いされますが、星空御眺め、複雑そうな顔をします。そして、約1分もの間、青年が一言も発しないシーンが続き、物語は終わりました。

ペロリンガ星人が教えてくれた教訓は、“偏見を持たず、人の話に耳を傾けよう”ということです。

怪獣博士の夢

原坂さんは、50年越しの夢があると言います。それは、オリジナル怪獣を作りたいという事です。

子供の頃から、怪獣を描いてきた原坂さんと、怪獣造形クリエイターの第一人者である、金森直史さんがタッグを組み、オリジナルの怪獣を、作ってきたそうです。

今の社会への警告として、ネットの情報に左右されるなとメッセージを込めて、作ったものが、スタジオに登場しました。

かかっていた幕を外すと、どこかマツコさんに雰囲気が似ている、羽根の生えた怪獣が現れました。SNSへの警鐘を鳴らす怪獣で、頭の角が、悪口を書かれたSNS端末を見つけ出し、使用不可にしてしまうそうです。

しかし、人に役立つSNSを発信している人には、1000ギガプレゼントするという、なんともユニークな怪獣です。

名前はまだ無いので、マツコさんにつけて欲しいと、原坂さんは言います。考えてきた候補は、「マツゴン」「キングマツコ」「マツコング」と、どれも強そう。その中で、原坂さんが一番気に入っているのが「キングマツコ」という事で、「それでいいです!」と、あっさり決まって、終了でした。

最後に

怪獣にいろいろな意味があるなんて、初めて知りました。人間を攻撃するだけじゃない、哀愁を感じさせる怪獣も、たくさん出てきて、少し愛着すら感じました。

今回は、「ホットケーキミックスの世界」と「怪獣の世界」の2本立てでした。

「ホットケーキミックスの世界」はこちらをご覧ください。