毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年7月9日、第27話「気賀を我が手に」が放送されました。

今回の「気賀を我が手に」というサブタイトルは、「○○を我が手に」と言う表現は様々な形で使われている表現ですが、これまでの流れで考えると、鈴木清順監督が本名の鈴木清太郎名義ではじめて監督をした作品で1956年の日活映画「港の乾杯 勝利をわが手に」かスーザン・スペンサー・ポールの小説「剣を我が手に」が考えられます。

私は「港の乾杯 勝利をわが手に」に1票投じたいと思います。

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前回は、気賀に今川が城を築くことになり、堀江城主の大沢基胤(嶋田久作さん)に任せることになりました。気賀の町は賛成派と反対派の二つに割れて大混乱。

井伊直虎(柴咲コウさん)が、築城を許す代わりに商人の言い分を聞いてもらおうと間に入って話し、町衆たちを一つにまとめたのでした。

瀬戸方久(ムロツヨシさん)は、「駿河の今川氏真(尾上松也さん)が認めるなら、大沢に代わって井伊が気賀の城主になる話を受けるか?」と突然直虎に持ち掛けたところで終わりました。

前回の第26回「誰がために城はある」の見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

おんな城主 直虎 第26回のあらすじとネタバレと感想。

大沢に代わって井伊が城主になれるのか?

それでは、2017年7月9日放送の「おんな城主 直虎」の第27回「気賀を我が手に」のあらすじと感想とネタバレです。

気賀の町衆が直虎を城主にと要請

中村屋(本田博太郎さん)はじめ、気賀の町衆が揃って井伊を訪ねてきて、直虎に、大沢に代わり、井伊に気賀の城主を引き受けてくれないかと要請に来ます。

方久は、タイミングの良さに「天命だ。」と直虎に言います。

しかし、直虎は「一晩考えさせてくれ。」と躊躇します。いつもの直虎との違いに、中野直之(矢本悠馬さん)も驚きの表情です。

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政次が背中を押す

龍潭寺で小野但馬守政次(高橋一生さん)と碁を打ちながら、話す直虎。「殿が思い留まられるはお珍しいですな。」と早速政次が、先制攻撃です。

堀江城、志津城を治めていて、今川からの信頼も篤い大沢の首をすげ変えることが、難しいと直虎もわかっているのです。

はじめ、政次は気賀に介入することに反対していました。

しかし、話が変わってきました。浜名湖の水運のことを考えると、戦をせずに気賀を手に入れられるチャンスだから、城主をやる値打ちはある。と、政次は話に乗る方に傾いていました。あとは直虎の心次第。

直虎は、気賀の町の人の気持ちに報いたいと考えていたので、引き受けることにしました。

方久が奔走

話が決まると方久は、まず気賀の町衆たちに、大沢に詫びを入れるよう指示し、方久自身は、今川の側近の関口氏経(矢島健一さん)に取り入り、味方になってもらうように動きます。

方久は早速、南蛮の香水を関口に献上し、関口は香水の魅力に一気にハマります。

ハマったところを見計らって、気賀の商売がうまくいけば、今川に内緒で、関口にも利益をもたらすと持ち掛けます。

それには大沢より、井伊の方がやりやすいと話を持っていき、まんまと関口は話に乗ってきたのでした。

意外に簡単にこちらに付いてくれましたね。さすが方久は商売人です。

商売は、人の心を掴めないと成り立ちませんからね!方久の本領発揮です!関口が話に乗ってきた時の方久のドヤ顔には爆笑でした。さすがムロツヨシさん!喜劇役者です

一回で話に乗ってきた関口に、直虎も政次も銭の力にビックリです。袖の下、いわゆる賄賂を受け取ったという弱みを握れたので、政次もありがたいと言います。

続けて、今川氏真には、香炉を渡すのがいいと、さらに上のアドバイスまでするのでした。

気賀の町衆が方々手を尽くす

気賀では、方久の指示通り、大沢に町衆たちが詫びを入れて受け入れてもらいました。

次に中村屋は、龍雲党が気賀を離れようとしていたところ、「大沢に代わって井伊が、気賀の城主を引き受けてくれるよう、動いてくれている。」と伝え、龍雲丸に考え直すよう言いました。

武田と今川が完全に断絶

中村屋と方久は駿府に出向き、氏真に唐物の香炉を献上して、気賀のことを頼もうとしたところ、氏真の妹の夫、武田の嫡男義信が自害したとの知らせが来ました。

話は中断。武田と今川は完全に決裂したのでした。

知らせは、井伊に方久を通じてもたらされました。

武田との戦に備え、戦に強い大沢に代わって、井伊に気賀を任せるということは考えにくい、と直之は言うのでした。方久は、面目ないと謝ります。直虎は気賀のことはまた、別の機会に持ち掛けようということにしました。

一方政次は、気賀の話を切り出す前に武田の話が来て、かえってよかったと言い、後であったらその場で斬られていたかもしれないと言い、直虎を慰めました。

龍雲党が築城を担当

龍雲丸は中村屋から話を聞いてから、気賀を出て行っていました。しかし、中村屋が龍雲党を訪ねると「見回りに行っていた。」と帰ってきます。

中村屋は「井伊が城主になる話は難しくなった。しばらくは大沢の下にいることになる。」と伝えます。

龍雲丸は、「城の普請はいつから?」と中村屋に尋ね、「うちが請け負うのが一番良いに決まってる。やらなければ首が飛ぶなら、やるしかない。」と言い、色んな城に忍び込み絵図を描いてきたものを皆に見せました。

龍雲丸は、「気賀のためになる城を思いついたので、自分たちに任せて欲しい。」と中村屋に頼みます。中村屋は大きく手を広げてOKサインを出します。

早速中村屋は、龍雲丸と一緒に、大沢に築城の普請代を持つので、好きなように建てさせて欲しいと申し出に行きます。

大沢は早く作れるならいいと、絵図を持って来いと言い渡します。あっけなくOKを出された龍雲丸は拍子抜けするのでした。

満潮時にしか渡れない城

龍雲党が気賀から出て行ったと思っていた直虎は、気賀の町でゴクウ(前田航基さん)と会います。

龍雲党がまだ気賀にいることを知った直虎は、龍雲丸に会いに行きます。そして、龍雲丸に城の普請場に連れ行ってもらうことになりました。

船で浜名湖へ行き、湖の中に碇を下ろし、ここが城を建てる場所だと龍雲丸は言います。「今は満潮で見えないが、潮が引くと中州になる。」と言い、模型を使って直虎に説明します。

龍雲丸の考える城は、中州にあり、満潮時にだけ城に渡ることが出来る城で、船を持っている者しか城に近づけません。敵が馬で来てもダメ。仮に潮が引いてもぬかるんで馬では渡れません。その隙に城にいる者は裏から逃げ出せる、というわけです。

「実によいと思う。」と直虎は褒めたたえます。

スゴイ発想の城です。天然の要害です。堀川城は、今はなく、現在の地図で見ても浜名湖に飛び出した感じであったので、どんな城かと思っていたら、満潮時には漬かってしまうという城だったんですね。驚きました。

龍雲丸の過去

直虎は、前に龍雲丸が井伊に仕官する話を「空に雲があったから。」と言って断った理由を聞きました。龍雲丸は、恥ずかしがりながら、自分の過去を話し始めます。

龍雲丸は落城して、一人逃げ延びたところを盗賊に拾われ、「売り飛ばされるか、盗みを手伝うか。」の二択を迫られます。手伝う方を選んだ龍雲丸は、大きな寺、立派な侍屋敷、侍にくっついている商人の蔵、入るところは決まっていました。

盗る物が、あるところには山のようにあって、ないところにはない。世の中の仕組みを知った龍雲丸は、最初は嫌がっていた盗賊稼業も、次第に馴染んでいきました。

しかし、今度は一味が捕まり、また一人になり、自分の定めを恨んで、空を見上げたら、龍雲があるのを見つけ、一日眺めていました。

そこで気が付きます。家も銭も知る人もいない。けれど裏を返せばどこで、何をしていても構わないというわけで、その日から龍雲丸と名乗り、誰にも縛られず己の心に従って生きてやると決めたのでした。

しかし、気づいたら仲間に縛られ、町に縛られていました。

龍雲丸の話を聞いて直虎は、「まことの心の奥深いところでは、ずっと奪われてきたものを取り戻したいと望んでいたのではないか。仲間や根付いて暮らせる土地や、その心に従うというところでは、龍雲丸は龍雲丸になったような気がする。」と言います。

「尼小僧様はいつも俺の考えつかないことを言う。」と龍雲丸が返すと、直虎も「お互い様だ。」と返すのでした。

帰る場所がある人が羨ましいという人がいますが、帰る場所がないからこそ可能性が拡がるということもあります。同じ場所にずっといないといけないという、苦しさを持っている人も逆にいると思います。戦国時代はある意味、人の流れが激しくて人々が移住したり、色々して、日本国中シャッフルされた時代かもしれませんね。海外に行った人もいるらしいですし。

大沢から辞退させる

大沢は、城をいくつか持っており、それらの修繕や、徳川に取られた城を取り返したりと、忙しくしていました。

気賀の城には、「早くしろ。」と言うだけで、あまり干渉してこないことを知り、直虎は、大沢の方から辞退させられないかと考えつきます。

直虎は、氏真に話を持ち掛けるタイミングは政次に任せて、大沢に話すのは、方久に任せました。

方久は大沢に、内情の大変さを思いやりながら、今川に気賀の城の話を辞退して、井伊を推挙するように、話を持って行きます。実に鮮やかです。

一方駿府では、氏真が現実逃避をするかの如く、踊り明かしていました。そのタイミングを見て政次が連絡し、直虎は駿府に方久を遣わせました。

大沢は気賀の話を辞退して、井伊を推挙しました。買収されていた関口も、後押しします。

方久は、「任せていただけるなら、太守様のために銭を稼ぎ出します。」と言うと、諦めたかのように氏真は許可しました。方久は急ぎ直虎に知らせ、直虎たちは大喜びするのでした。

政次と龍雲丸

政次はそっと一人、井戸に行き、「おとわが気賀を取ったぞ。」と直親(三浦春馬さん)に報告します。南渓和尚(小林薫さん)も、猫の「にゃんけい」を抱きながらその様子を見守ります。

こうして気賀は、井伊に任されることになりました。

作戦成功です!井伊が気賀を治めることになりました!私は、正直駄目だと思っていました。

龍雲党の手によって浜名湖の上に、風変わりな城が築かれました。築城途中の城を見に行った直虎と政次です。

政次は、中村屋に龍雲党が普請したと聞くと、大したものだと褒めます。直虎も大満足です。

政次は、龍雲丸に「出ていかないのか。」と聞きます。「ここに根を張ると決めたんで。」と答える龍雲丸の顔を見て、政次もいい笑顔です。

政次と龍雲丸、右に左に頼もしい味方を備えて、井伊は新たな船出の時を迎えたのでした。

今回は、出来すぎなくらいの展開でした。見ていて爽快感が味わえました。皆で手入れた気賀です。

次回は、武田信玄(松平健さん)が初登場です。寿桂尼(浅丘ルリ子さん)も動き出して、大きく事態が変わりそうです。

次回、第28回「死の帳面」です。重鎮の登場に目が離せません。

おんな城主 直虎 第28回のあらすじとネタバレと感想。