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おんな城主 直虎 第44回「井伊谷のばら」のあらすじとネタバレと感想。

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大河ドラマ「おんな城主 直虎」、第44回「井伊谷のばら」を観ました。

井伊谷では材木の乱伐により山崩れが起こりますが、おとわ(柴咲コウさん)たちは土留や植林などの対策で山を守ります。そして長篠の戦いから4年、万千代(菅田将暉さん)はいよいよ初陣を飾ることになりました。

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今回のサブタイトルは「井伊谷のばら」です。元ネタは「ベルサイユのばら」、池田理代子さんによる漫画作品です。フランス革命を舞台に、架空の人物としてオスカルやアンドレ、実在の人物としてマリー・アントワネットらが登場します。元ネタ「ベルサイユのばら」は、こちらをチェック!

前回の第43回「恩賞の彼方に」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第44回「井伊谷のばら」のあらすじと感想です。

目次

万千代の初陣

いよいよ初陣として「田中城攻め」に参加する万千代と万福(井之脇海さん)。龍潭寺ではおとわ(柴咲コウさん)と遊椿尼(財前直見さん)が2人を心配します。そのとき遊椿尼は苦しそうに胸を抑えますが「年なのですかね、少し疲れやすくなったようで」とごまかし、病気を隠していました。

一方万千代らは、本多忠勝(高嶋政宏さん)らに「殿の大事な色小姓、ケガをさせては我らが叱られるが故」、戦場には連れて行ってもらえません。

「田中城攻め」には家康(阿部サダオさん)の嫡男・信康(平埜生成さん)も参加。寝所に信康が訪れ、万千代に薬を求めます。信康の小姓・近藤武助(福山翔大さん)は、この戦いを前に元服を許されたのだそうです。万千代は自分がまだ元服していないことを悔しがります。

武田の間者

夜中、何かの気配を感じて怪しいと思った万千代は、触れると音が鳴る罠などを作って備えますが、徹夜で頑張ったため寝てしまいました。家康が薬湯を頼みますが万千代が眠っているので、薬の知識がある近藤武助が呼ばれます。

薬湯ができると万千代は突然起き上がり、近藤武助の手を掴んで「毒味をしろ」と迫ります。彼は武田の間者で、家康を毒殺しようと企んでいたのです。家康に斬りかかりますが、万千代が盾になって家康を守り、肩に傷を負います。

近藤武助は捕まりました。榊原康政(尾美としのりさん)が万千代になぜ曲者に気付いたのか聞くと、薬箱の紐の結び目が違っていたので調べると、薬に混ぜ物がしてあったのだと言います。

龍潭寺に万千代と万福が無事城に戻ったとの知らせが届きました。しかし遊椿尼が倒れ、そのまま寝込んでしまいます。

万千代は間者を討ち取った功により一万石の加増されましたが「寝所での手柄」という話だけが独り歩きし「色小姓が」と噂されていることを知ります。何としてでも元服したい万千代。「元服するのならおとわ様に家督を譲ってもらわねば」と万福に指摘され「ここであの意地悪ばばあに手綱を握られるとは、井伊万千代一生の不覚!」と憤ります。

井伊の家督

瀬戸方久(ムロツヨシさん)とあやめ(光浦靖子さん)夫婦が、遊椿尼を見舞うために龍潭寺を訪れました。そして「長春」というばらの木を植えます。遊椿尼は和尚(小林薫さん)に「最期に1人どうしても会っておきたい者がおるのですが」と万千代を呼ぶよう頼みます。

万千代も見舞いにきましたが、すぐに去ろうとします。おとわは引き止め、井戸端で話し合うことに。

万千代は「こちらに手出しは致しませぬので、ご案じ無く」と言いますが、おとわは踏み込んで、これからどうするのか、いらぬ波風をたてないで欲しいと釘を刺します。万千代はカッとして「近藤は但馬を殺し、ここを掠め取った張本人ではないか、井伊の物を取り返して何が悪い!」と返します。「かような考えならば、家督は決して譲らぬ!」「ならば力ずくで引き剥がすまで!」と、2人の話し合いは決裂しました。

椿落ち、薔薇咲く

おとわは遊椿尼に、万千代と話が出来たことを伝えます。ケンカ別れに終わったことは伏せて…。すると「役に立てて良かったです。私は役立たずですから…」と、幼いおとわを出家させ、さらには城主として大変な役目を任せてしまったことを謝ります。

おとわは、むしろこの身の上でなければ知らなかったことを知れて良かったと「私を一人娘に産んでくださって、この人生をお与えくださって、かたじけのうございます」と、弱った母に語りかけます。遊椿尼も「ずーっとずーっと、そなたの身を案じていたいですね」と嬉しそうです。

その夜、遊椿尼は静かに息を引き取りました。ちょうど入れ替わるように、長春がきれいに花を咲かせます。

サブタイトル「井伊谷のばら」ですが、本家「ベルサイユのばら」で主人公オスカルが、父親に「もしもあたりまえの女性として育っていたら…」と聞かれるシーンがあり、 オスカルは「父上…感謝いたします…このような人生をあたえてくださったことを…」と答えています。おとわのセリフと同じなのです。

脚本家・森下佳子さんはベルばらファンなのでしょう、女ながら城主として戦う直虎を、ずっとオスカルに重ねていたのかもしれませんね。

万千代は浜松に戻ると、重臣たちの会議へ参加を許されます。しかし「寝所で手柄を立てた」とコソコソと話す輩が…。万千代は肩を出して刀傷を見せながら「井伊万千代はこの度、かような寝所の手柄にて末席を汚すことになりました」と、色ではなく武功で出世したのだと皆の前で見得を切ったのです。

次回第45話「魔王のいけにえ」は、信康が廃嫡され切腹まで追い込まれる、例の事件が描かれるようです。

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おとわは、万千代は、どう対応するのでしょうか?

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