前回の第10回「篤姫はどこへ」では、幾島(南野陽子さん)という女性を指南役として、篤姫(北川景子さん)の輿入れ修行が始まります。

一方、吉之助(鈴木亮平さん)は、福井藩の蘭方医・橋本左内(風間俊介さん)と出会い、島津斉彬(渡辺謙さん)たちが一橋慶喜(松田翔太さん)を次の将軍に推している事を聞かされます。

篤姫が生む子供が世継ぎになると思っていた吉之助は、どういうことなのかと驚きます。

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第11回は「斉彬暗殺」というサブタイトル。斉彬は、史実では病死とされています。暗殺は誰の仕業なのか、気になる展開です。

前回の第10回「篤姫はどこへ」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

西郷どん 第10回「篤姫はどこへ」のあらすじとネタバレと感想。

それでは、第11回「斉彬暗殺」のあらすじと感想です。

大うつけの将軍・家定

島津斉彬は、江戸城にて将軍・家定(又吉直樹さん)と対面。豆を食べながらあさっての方向を見て、返事をしない家定。老中・阿部正弘(藤木直人さん)が「薩摩の姫との御婚儀、進めてもよろしゅうございますか?」と伺いを立てますが、無視して庭のカラスに向って「かーかーかー」と声をあげます。この様子は、明らかに家定は知能が低いのでしょう。

家定には脳性麻痺があったという説があります。2008年大河の「篤姫」では、うつけなのか聡明なのか、ぎりぎりのラインという設定でしたが、今回はまったくのうつけ者という設定ですね。

斉彬は、城中の廊下で老中の1人・井伊直弼(佐野史郎さん)とすれ違います。両者は次期将軍について対立、井伊は南紀・徳川慶福を、島津は一橋慶喜を、それぞれ推しています。井伊直弼は「くれぐれも御身を大切になさいませよ」と言い残して去ります。

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虎寿丸の死

薩摩藩邸では、斉彬の息子の虎寿丸(藤本悠希くん)と吉之助が相撲をとっていました。虎寿丸は勝負の後に倒れ、そのまま数日後に帰らぬ人となります。斉彬は息子の死に際しても悲しみ嘆くことは無く、異国の驚異に立ち向かうべく働き続けます。

薩摩に残り、記録所で仕事をする大久保正助(瑛太さん)。記録所に、斉彬の義弟・島津久光(青木崇高さん)が訪れ、文政7年の宝島の記録を読みたいといいます。薩摩藩領内の宝島に流れ着いたイギリスの捕鯨船員が、島民に向って発砲した事件です。「イギリス人がどのように戦ったか、知りたか」と、聡明な様子を見た正助。虎寿丸が亡くなり、また跡継ぎ騒動で血が流れることを恐れた正助は「あなた様なら必ず立ち上がり、この騒動を沈められると信じちょります」と、ひざまずいて進言。久光は「お主…名は何な」と正助のことを気にかけた様子です。

将軍になりたくない男

宴が開かれ、一橋慶喜、元水戸藩主・徳川斉昭(伊武雅刀さん)、福井藩主・松平慶永(津田寛治さん)、そして島津斉彬が集まりました。福井藩医・橋本左内は次の間に、西郷吉之助は庭に控えます。篤姫の輿入れの話になり、万に1つにも篤姫との間に世継ぎができれば…と話すのを聞いて、吉之助が「それは、どげな…」と疑問を投げかけると、一橋慶喜が「何も知らないのか。公方様は大うつけじゃ。世継ぎは作れん」と答えます。斉彬たちが篤姫を正室にするのは、一橋慶喜を推すように働きかけるためなのです。

みんなの意見が一致し「これはめでたい。改めて我ら同士、祝と固めの盃を」と、盛り上がる雰囲気を壊すように、一橋慶喜が「よくもまあ、めでたいなどと、勝手なことを申されますな。誰がいつ、将軍になりたいなどと申しましたか」と、大声を出します。「余は付き合いきれん」と、部屋を去ります。

宴がお開きになったあと、斉彬が突然倒れます。島津の○に十字の家紋が描かれた天蓋付きのベッドに、意識無く横たわる斉彬。吉之助は祈祷や滝行を行って、回復を祈りました。2、3日後、なんとか持ち直して意識が回復します。藩士たちは呪いの痕跡を探しますが、吉之助は毒が盛られたと考え、斉彬の食事を調べます。

誰が毒を盛ったのか

旅籠で橋本左内に調べてもらうと、ヒ素が入っていると分かりました。そこにお面を被った男が乱入。吉之助が逃げた男を追いかけますが、町中で見失います。斉彬の父・斉興(鹿賀丈史さん)の仕業だと思った吉之助は「本丸にのりこんど!」と、斉興が住む高輪の門の前に座り込みます。

やがて門が開いて、居室に通されました。斉興と側室の由羅(小柳ルミ子さん)は「苦しゅうない」と近くに呼び寄せ、菓子を出します。斉興は「食え」、由羅も「どうした」と、迫ります。毒入りでは…と思うと、食べることができない吉之助。

吉之助は大胆にも「恐れながら斉彬様の召し上がるものから毒が見つかりもした。誰の仕業でございもすか」と聞きます。由羅が証拠があるのか?と聞くと無いと答える吉之助。由羅は菓子を一つ口に入れると「証拠などあるはずない、我らは毒など盛っておらぬのだからな」と言います。斉興も「卑しき身の分際で、何の証拠もなくこれ以上わしらを疑うなら、容赦はせん!」と一喝。「あーっはっはっは」という由羅の高笑いが響きます。本当に盛っていないのか、演技なのか…。

薩摩藩邸に戻った吉之助。斉彬は「西郷、高輪の父の元に行っとったそうじゃな」と言って他の人を下がらせると、「この大馬鹿者が!」と怒鳴りながら吉之助を蹴り倒します。「殿のお命を狙った者を、一刻も早く探索せねばち…」という吉之助に「つまらん、つまらん!時が無いのがわからんのか!」と、自分の命よりもやり遂げなければならないことがあるのだと言い切る斉彬。命を投げ売ってでも民のための国を作りたい、その決意を聞き、唇を震わせて斉彬に見入る吉之助。

場面は変わって、井伊の屋敷。井伊直弼が「そうか、薩摩守は持ち直したか」と、ある男に話します。その男こそ、旅籠から逃げたお面の男。斉彬に毒を盛ったのは、井伊直弼だったのです…。

次回は「運の強き姫君」。篤姫の輿入れが進みます。

予告では篤姫が吉之助に「西郷、一緒に逃げよう」と、囁いていますね。

篤姫と吉之助が駆け落ち!?次号も波乱の展開のようです。