ゆったりとした動きが魅力のカメ。
水に棲むカメと陸に棲むカメがいますが、どちらもペットとして人気が高いです。
ところが、飼育を始めたものの、どんどん体が大きくなり飼いきれなくなる人も!
TVでも話題になっていますが、池に逃がしてしまう飼い主さんも多いようです。
そんな事にならないよう、カメをお迎えする時にはしっかりと種類を調べる必要があります。
そこで今回は、飼育やすいカメをいくつかご紹介してみたいと思います。
25cm以下のカメを集めてみました。
水棲ヌマガメ
クサガメ
ニホンイシガメと同様に、子供の頃はクサガメと呼ばれます。
日本や朝鮮半島、台湾、中国に分布しており、河川や池、湖などに生息しています。
甲羅の大きさは、15~25cm。日本産では、メスが25cmくらいにまでなります。
クサガメという名前は、足の付け根にニオイを出す腺があることからつけられました。
雑食で、魚や昆虫、ザリガニ、水草などなんでも食べます。
人に懐きますが、臆病なところがあります。
ニホンイシガメ
日本の固有種で、子供の時はゼニガメと呼ばれます。
関東以南の河川や沼、水田に生息。
甲羅の大きさは、8~21cm。オスの方が小さいです。
飼育する時は、皮膚病に気をつけましょう。
キボシイシガメ(イエロースポットタートル)
甲羅に黄色の水玉模様がたくさんあり、観賞価値の高いカメです。
アメリカ北東部やカナダ南東部の、河川や湿地帯に生息。
甲羅の大きさは13cmです。
飼育する時は、水質に気をつけましょう。カルキ抜きをする必要があります。
ノコヘリマルガメ
インドネシアやマレーシア、インドシナに生息。水中と陸上を行ったり来たりして暮らしています。
甲羅の大きさは24cm。
平たい甲羅のヘリは、ノコギリのように大きくギザギザになっています。
人に懐きやすく、丈夫なのが魅力。
陸棲ヌマガメ
ミツユビハコガメ
アメリカ中央部の森林や草原に生息。甲羅の大きさは12~18cm。
名前の由来は、後ろ脚に爪が3つあること。甲羅には帯状の模様が入っています。
マレーハコガメ
マレーシア、インドネシアに生息。甲羅の大きさは20~25cm。
雑食性です。飼育の際には、配合飼料以外に野菜・果物も与えることをおすすめします。
陸場を多くし、1/4くらいの水場を設けましょう。
最後に
水棲ヌマガメと陸棲ヌマガメの中から、比較的体が大きくならないカメをご紹介してみました。
参考になったでしょうか?
水棲ヌマガメは、生活のメインが水中ということもあり水質に敏感です。
いくら飼育しやすいと言っても、こまめな水替えは必要でしょう。
お世話に時間が取れない場合は、カメは向いていないかも知れません。
また、カメは長寿だということも、飼育を考える時に考慮する点ですね。
私もカメを飼っていますが、手から餌を食べてくれるようになりました。
懐くと、とても可愛いですよ。