日本の食卓によく出てくるものとして、納豆をイメージする方も多いのではないでしょうか?

納豆の特徴といえば、なんといってもあのねばねばした糸。あのねばねばが好きだという人と、嫌いだという人とに分かれるかとも思います。

納豆は健康に良いとよく聞きますが、あのねばねば成分が良いのでしょうか?

s-DSC03147_091017_054115_PM

納豆をかき混ぜるときは、100回以上かき混ぜると良いなんていう話も聞いたことがありますが、果たしてどのように良いのでしょうか?

今回は、そんな納豆のねばねば成分について、その効能と、おすすめの食べ方、そして食べた後のねばねばの対処法をまとめてみました。

納豆のねばねば成分の正体

納豆のねばねば成分の正体は、「ムチン」という物質です。

あまり聞きなれない名前ですが、ムチンとは一体どういったものなのでしょうか。

ムチンの構造

ムチンは、ポリグルタミン酸というタンパク質と、それにフラクタンという糖が結合した構造をしています。

それぞれ次のような特徴を持っています。

ポリグルタミン酸

ポリグルタミン酸は、納豆の旨味成分です。

糸引きの現象は、主にこのポリグルタミン酸によるものだそうです。

納豆はたくさんかき混ぜた方が美味しくなると聞いたことがありますが、このポリグルタミン酸に要因があるようです。

かき混ぜると、ねばねばの正体であるポリグルタミン酸がちぎれて、旨味成分であるポリグルタミン酸が一部遊離して旨味を増すからです。

フラクタン

フラクタンには、ダイエット効果があることが知られています。

納豆によるダイエットを耳にしたことがありますが、それは納豆菌による効果だけでなく、このフラクタンによる効果もありそうです。

「納豆ダイエット」が期待できそうですね。

ムチンの効能

ムチンの効能にはさまざまなものが知られています。

粘膜保護作用

実は、ヒトの粘膜の表面はムチンで覆われています。

そのため、ムチンを取り入れることで胃の粘膜を保護することができ、胃炎や胃潰瘍の予防効果が期待できます。

また、呼吸器の粘膜にも作用することで、風邪の予防や花粉症対策への効果が期待できます。

納豆はいろいろな病気の予防につながりそうですね。

血液への作用

ムチンには、血糖値の上昇を抑制する作用や、コレステロール値を低下させる作用が知られています。

納豆を食べると血液がさらさらになると聞いたことがありますが、この作用のおかげだと考えられます。

カルシウムの吸収

胃を通過して腸に到達したムチンは、カルシウムの吸収を促進する作用があることが知られています。

納豆には他にビタミンKという物質が含まれています。

このビタミンKは骨の形成を促すことが知られています。

従って、ムチンとビタミンKを含む納豆を食べることは、骨の形成に非常に効果的だと思われます。

さまざまな効能を持つムチンを含む納豆、とても健康に良いものだと言えると思います。

これだけ健康に良いことを聞くと、毎日でも食べたくなりますよね。

スポンサーリンク

おすすめの納豆の食べ方

たくさん混ぜる

残念ながら、たくさん混ぜたからといって栄養効果が増すわけでは無さそうです。

しかし、前述したとおり、たくさん混ぜることで、旨味成分が増すためおいしく召し上がることができます。

食べる前には、ぜひたくさんかき混ぜてみましょう。

ねばねばの食材と一緒に食べる

納豆の他に、オクラやめかぶ、山芋など、ねばねばの食材と一緒に食べてみてはいかがでしょうか?

血液への効果、胃への効果、他にもたくさんの体への良い効果がつまった食事になること間違いないです。

ねばねばが苦手でない、好きだ!という人には、ぜひおすすめです。

ねばねばを取る方法

いいことづくしの納豆のねばねばですが、お茶碗やお箸についたねばねばは厄介ですよね。

そんなねばねばを簡単に落とす方法があります。

ねばねばの正体のムチンは、たんぱく質なので熱変性を持っています。

従って、お湯を使えば簡単に落とすことができます。

また、食事中に箸についたねばねばも気になりますよね。

そんな時は、お味噌汁が役に立ちます。

お味噌汁の塩分と熱がねばねばを抑える効果があるので、箸をお味噌汁の中に入れるとねばねばを落とすことができます。

納豆のねばねばをティッシュで拭き取ろうとすると、ティッシュがくっついて大変な体験をしたことがありますが、意外と簡単に取れるのですね。

最後に

いかがでしたでしょうか?

とても身近な食材である納豆に、こんなにもたくさんの効果がつまっているとは思いませんでした。

ねばねばの正体がわかったら、納豆を食べることに対しての意識が変わるかもしれませんね。

手軽に手に入れることができる納豆。

みなさんも、毎日の献立に上手に納豆を取り入れて、ぜひ健康づくりの習慣を身につけましょう。