丸くてフワフワして、とても愛らしい生き物であるハムスターは、ペットとして大人気です。
ペットショップに行くと、色々な種類のハムスターを見る事が出来るでしょう。
そして、気に入った子がいたら飼ってみたいと思うことでしょう。
ですが、実際に飼ってみた人からは「なかなか懐いてくれない」、「噛まれてしまった」などという声も少なくありません。
一方では、飼い主によく馴れて、手の平で寝てしまうハムスターもいます。
このような違いが現れるのには、何か理由があるのでしょうか?
せっかく家族に迎えたのですから、仲良くやっていきたいものですよね。
ここでは、ハムスターを上手に懐かせる方法をご紹介したいと思います。
懐きやすい種類と、懐きにくい種類がある
ハムスターには色々な種類がありますが、どの種類でも懐くわけではありません。
ペットショップでよく見かけるハムスターは、次の4種類だと思います。
- ゴールデンハムスター
- ジャンガリアンハムスター
- ロボロシュスキーハムスター
- キャンベルハムスター
この内、ゴールデンハムスターとジャンガリアンハムスターがよく懐きます。
ロボロフスキーやキャンベルは、スキンシップをとるのが難しい種類です。
手に乗せて可愛がりたい場合には、ゴールデンかジャンガリアンを選びましょう。
もちろん個体差があるので、これらの種類でも懐きにくい子はいます。
ペットショップの店員さんに、性格を聞くと教えてくれますよ。
懐きやすそうなハムスターを選ぼう
ケージに手を入れた時に、隠れたり噛みついてくる子は警戒心が強く懐きにくいです。
その逆に、手に近づいて来たり、乗ってきたりする子は懐きやすいです。
ショップによっては手を近づけられない場合がありますので、顔を近づけるなどして確認すると良いでしょう。
また、性別によっての懐きにくさもあるようです。
メスの方がストレスに強い傾向があり、早く懐くと言われています。
ハムスターを懐かせるには、どうしたら良いの?
小動物は基本的に警戒心が強いです。
お迎えしたばかりのハムスターは、警戒心の塊だと思って下さい。
環境の変化により、大人しい子でも攻撃的になったりします。
一週間は、そっと見守るようにしましょう。
最低限のお世話はして、後は触らず遠くから眺めるくらいが良いでしょう。
隠れ家は絶対必要です。
おそらく、隠れ家に入ったきり姿を見せなくなると思いますが、最初はそういうものです。
環境に慣れてくると、次第に姿を見せてくれるようになります。
たまに、餌を食べる姿も見えるでしょう。
ですが、喜んで近くで騒いでしまってはいけません。
まだ、遠くから見守っていてくださいね。
巣箱から出る事に慣れ、人が近づいても大丈夫になって来たら、手の平に美味しい物を乗せて、ハムスターに近づけてみましょう。
手を止めて、ハムスターから近づいて来るのを待ちます。
もし逃げたり噛みついたら、まだ警戒している証拠です。
もう少し待つ必要があるでしょう。
この時、決して焦らないでくださいね。
懐かせるには最初が肝心で、人間の手は絶対に安全なものだ、という事を覚えさせなくてはなりません。
そっと抱き上げてみよう
人間の手に近づくことに慣れたら、いよいよ抱き上げてみましょう。
その時、下から抱えこむように抱き上げます。
絶対に上から掴もうとしないで下さいね。
ハムスターの天敵である猛禽類は上から襲ってくるため、本能的に恐怖を感じてしまうからです。
抱っこの時間を少しずつ長くしていくのですが、嫌がったらすぐにやめましょう。
最後に
ハムスターを懐かせる方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
私も何度かハムスターを飼いましたが、手の上でご飯を食べてくれる姿は本当に可愛いものです。
ケージを掃除中に、肩の上で待っている子もいました。
ゴールデンやジャンガリアンはよく懐きますが、最初が肝心です。
人間の手に慣れるまでは、絶対に無理をしないで下さいね。
ハムスターが「人間の手は安全だ」と思ってくれるまでの辛抱です。
その期間には個体差がありますが、長引いても焦りは禁物です。
根気強く接することがポイントです。